アップルの初代iPodが現地時間8月4日にラリー・オルタナティヴ資産投資プラットフォームを通じて29000ドル(約410万円)の価格で売却されている。
このiPodはティーンエイジャーの両親が2001年に子どもにクリスマス・プレゼントのために買ったもので、当時の価格は399ドルだった。最近発見されるまでオリジナルのパッケージのまま手つかずの状態になっていたという。
「彼はどうすればいいのか分からず、棚にしまっていたようです。そして、当然のことながら時は流れることになりました」とラリー・オルタナティヴ資産投資プラットフォームの共同創業者であるロブ・ペトローゾは語っている。所有者は父親が亡くなった後、幼少期に住んでいた家を整理しているときに、青いアップルのオリジナルバッグに入ったiPodを見つけたという。「まさにタイムカプセルです」とロブ・ペトローゾは続けている。
テクノロジーにまつわる品々を共同で所有することを可能にすることで知られるラリー・オルタナティヴ資産投資プラットフォームが今回の売却を企画しており、当初iPodの所有権は1口5ドルで5000株が用意されたが、ある個人コレクターが5000株すべてを購入したことで、単独所有される形となっている。
ヴィンテージのアップル製品には関心が寄せられており、ルイジアナ州で開催されたLCGオークションでは最初の工場で2007年に製造された4GBのiPhoneが20万ドル(約2800万円)の値を付けている。
2007年の発売時には4GBと8GBの2つのストレージしか選択肢がなく、8GBに較べて人気がなかったことで4GBは発売から数ヶ月で発売中止となっている。その後、ストレージの選択肢は8GBと16GBとなったため、4GBのiPhoneは非常に貴重なものとなっている。
現在、カスタムメイドのキーボード、電源、ハンドメイドのケース、スティーブ・ウォズニアックのサイン入りの1976-77年製のApple-1コンピューターが8月24日まで競売に出されている。この一品は入札終了日までに20万ドル以上の価格を付けると見られている。
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