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デクラン・マッケンナはニュー・シングル“Sympathy”がミュージック・ビデオと共に公開されている。

“Sympathy”は来たるサード・アルバムから最初に公開された楽曲となっており、アーロ・パークスのデビュー・アルバム『コラプスド・イン・サンビームス』を手掛けたジャンルカ・ブチェラティをプロデューサーに迎えて2022年1月にロサンゼルスでレコーディングされたという。

“Sympathy”のミュージック・ビデオはこちらから。

「“Sympathy”はサマー・チューンで、最も外向きなアップビートな曲になっていると思う」とデクラン・マッケンナは『NME』に語っている。「ファースト・シングルとして、多くの意味合いを持っていると思う。僕の作った新しい世界へのイントロダクションでもあるし、これまでのアルバムとは違う作品になるように新作は作ったんだ」

彼は次のように続けている。「新しい曲の書き方はずっと自然なプロセスだった。ベッドルームで楽しみのために曲を作っていた頃に近かった。“Sympathy”でも僕のいろんな個性を聴き取れると思うし、甘く夏っぽい雰囲気はメロディーにはある。好きな人も嫌いな人もいるという意味では少し『マーマイト』みたいな曲だということは分かっているけど、頭から離れない時が来るはずだよ」

新作がこれまでとは違う点についてデクラン・マッケンナは次のように語っている。「すごく不思議なアルバムを作ったんだ。目新しい部分がたくさんあるんだけど、それはなにも自分以外になろうとして、そうなったわけじゃない。今回の楽曲は今を生きるなかでできたもので、深い意味を気にしたり、歴代の名曲に匹敵するような曲を作ろうとか、そういうことをあまり気にしないことから生まれたんだ。よりリラックスした自分を表現するという形で音楽を作るいい機会になった。僕のキャラクターを分かりやすい形で翻訳してくれるんじゃないかな」

今年1月、デクラン・マッケンナは2015年に発表したデビュー・シングル“Brazil”がイギリスでプラチナ・ディスクを獲得している。同曲は2022年5月にTikTokで拡散することになり、全英シングル・チャートに再びチャートインする事態となっていた。

「自然とそうなったことが嬉しいよね。イマジン・ドラゴンズみたいなことはなかった。広告や大作映画で使われたわけじゃない。曲の持つ雰囲気によってラジオなんかで再びかかることになったんだ。信じられないよ」

「この曲に飽きている人もいるんだろうけど、社会全体で考えるとそうじゃない。“Brazil”をきっかけに僕の他の音楽を発見する余地はまだまだあるんだ。それは素晴らしいことだよ。でも、新曲で自分を繰り返すようなことはしたくないという意識はあるし、新しい全く違う曲をみんなが聴きたがっていることは分かっているつもりだよ」

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