今年のグラストンベリー・フェスティバルのピラミッド・ステージの下にいた2羽の子どものフクロウがガンズ・アンド・ローゼズにちなんだ名前を付けられたことが明らかになっている。
2羽のうちの1羽はガンズ・アンド・ローゼズが6月24日に2時間半に及ぶヘッドライナーのステージをやっている最中にピラミッド・ステージの左階段下でフェス参加者によって発見されている。
保護されたフクロウはガンズ・アンド・ローゼズにちなんでアクセルと名付けられ、トーントン近くのウェスト・ハッチ野生動物センターに運ばれ、その後、サマセット州のチャリティ団体であるシークレット・ワールドの野生動物保護施設に移送されている。
アクセルがピラミッド・ステージで発見された翌日には2羽目が同じ場所で発見されて、保護センターに運ばれている。
兄弟と見られる2羽目のフクロウは同じくガンズ・アンド・ローゼズにちなんでスラッシュと名付けられている。シークレット・ワールドの野生動物保護施設は今年において「最も珍しい自然撹乱の事例」と評している。
シークレット・ワールドの資金調達担当のデヴィッド・プラントは2羽のフクロウの発見について丸2日、大音量の音楽にさらされたことは「怖かったに違いない」と述べている。
「ガンズ・アンド・ローゼズは“Welcome to the Jungle”を演奏しましたが、野生動物がここまで近くにいたことは分かっていなかったでしょう。今年聞いた中でも最も珍しい自然撹乱の事例ですが、ことを起こす前に周辺環境に野生動物がいないかを確認する重要性を示してくれています」
「ワージー・ファームが酪農場に戻ってもピラミッド・ステージの土台は通年を通して残されることになりました。つがいのフクロウは巣を作るのにいい場所だと考えたのでしょう。フクロウは空洞に巣を作る種で、古い木にある穴を好みますが、ウサギの穴に巣を作った記録もあり、人工の巣箱もよく使われます」
デヴィッド・プラントは2羽の親フクロウは「フェスティバルの準備が始まってから巣を捨てたようだ」として、「子どものフクロウがどれだけの期間取り残されたかは判断が難しい」と述べている。
ガンズ・アンド・ローゼズを引き合いに出しながら、子どものフクロウの健康状態についてデヴィッド・プラントは次のように述べている。「すぐに“Knockin’ on Heaven’s Door”することがないことを願っています。十分に育ったら、野生に帰すことを計画するはずです。今年、“November Rain”が降る頃にはそうした機会もあるでしょう」
今年のグラストンベリー・フェスティバルはガンズ・アンド・ローゼズのほか、アークティック・モンキーズとエルトン・ジョンがヘッドライナーを務めており、エルトン・ジョンはUK最後となる公演を行っている。
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