デミ・ロヴァートはアメリカの最高裁が「ロー対ウェイド」事件における中絶の権利を覆す判決を出したことから1年が経過したことを受けて新曲“Swine”をミュージック・ビデオと共に公開している。
昨年の6月24日にアメリカの最高裁は「ロー対ウェイド」事件における中絶の判例を覆す判決を出している。これにより1973年以来となる形で人工中絶は米連邦での権利とは認められず、各州が中絶を禁止したり制限したりすることが可能となる。
このことを受けてデミ・ロヴァートは新曲“Swine”をリリースしており、この曲の収益はリリースから1年間、性と生殖に関する権利を提唱するデミ・ロヴァート・ファウンデーションに寄付される。
“Swine”のミュージック・ビデオはこちらから。
デミ・ロヴァートは“Swine”のリリースにあたって次のように述べている。「安全な中絶を受ける憲法上の権利を最高裁が廃止してから1年が経ちました。前途は多難でしょうが、性と生殖に関する権利の闘いのために団結し続けていかなければなりません。自身の身体についての選択と自立を提唱する声を大きくするために“Swine”を作りました」
「この曲が出産する人々だけでなく、平等のために立ち上がるすべての人に力を与えてくれればと思います。そして、主体性を受け入れ、すべての人が自分の身体について選択をできる権利が尊重される世界のために闘ってもらえればと思います」
デミ・ロヴァートは昨年8月に通算8作目となるアルバム『ホーリー・ファック』をリリースしている。
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