スリップノットは6曲を収録したサプライズEP『アデラル』を本日6月9日にリリースしている。
スリップノットは6月7日のオーストリア公演からヨーロッパ・ツアーが始まったのに際して、慌ただしい動きを見せており、パーカッショニストであるショーン・“クラウン”・クラハンが妻の健康問題のためにヨーロッパ・ツアーから外れることを発表したほか、キーボーディストのクレイグ・ジョーンズが脱退したことをソーシャル・メディアで明かしている。
ただし、この投稿はすぐに削除されており、代わりに謎の新メンバーの写真が投稿されており、現地時間6月7日に出演したオーストリアのノヴァ・ロック・フェスティバルにも新メンバーが参加している。
今回、『アデラル』と題したEPが各種ストリーミング・サービスで配信されている。“Adderall”は最新作として昨年9月にリリースされた『ジ・エンド、ソー・ファー』の冒頭を飾る楽曲となっている。EPには同曲のデモやインストゥルメンタルなどが収録されている。
EPのストリーミングはこちらから。
先日、スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーはAIによって生成された音楽について「耐えられない」と語っている。
「正直、そういうくだらないことは気にしていないんだ。みんなが証明しようとしていることは分からないよ。コンピューターが人間と同じくらいのことができるということ? もしそうだとしたら、何の意味があるんだ?」
「みんなは『クールじゃない?』と言ってくるけど、俺としては『全然。クールじゃないだろ』という感じだからね。おかしくなったのか? 急に俺たちには才能などないとでも言うのか? クールで新しいと言えるのは、これまでに存在しなかったものしかダメなのか? ふざけないでほしいね」
「俺の前でAIに興奮している人たちにはいつも『適切な人物と話をしていない。向こうに言って、どうでもいい奴に言ってこい』と言っているんだ。俺は嫌いだからね。耐えられないよ」
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