AMY BRAMMALL/NME

Photo: AMY BRAMMALL/NME

アメリカの音楽系PR会社の社長が多数のアーティストと業界関係者からセクハラを告発され、職を追われていたことが明らかになっている。

今回告発されたヒースクリフ・ベルーは、ディアンジェロやオッド・フューチャー、ダイヴ、スピーディ・オーティス、ウェーヴス、そしてクラウド・ナッシングスなどが所属するPR会社、ライフ・オア・デスの最高経営責任者を務めていた。

事の発端は12月18日、ダーティー・プロジェクターズのアンバー・コフマンが、ヒースクリフ・ベルーの名前を明かす前に、あるやり手のPRに「数年前にバーでお尻をなでられて、髪の毛を噛まれた」と告白したことにある。

もう一度思い出してこの話をするけど、数年前、とても有名な音楽系のPRにバーでお尻をなでられて、髪の毛を噛まれたことがあるの

彼の名前はヘースクリフ・ベルー、ライフ・オア・デスの広報兼経営者よ

アンバー・コフマンに続き、すぐに他にも何人かの女性がヒースクリフ・ベルーに対する申し立てを行っている。その中にはベスト・コーストのベサニー・コセンティーノも含められており、彼女はツイッターに「怖すぎて何も言えなかったわ。冗談抜きで、彼は最低な人間よ」と投稿している。

何年もの間、たくさんの女性たちから彼についての恐ろしい話を聴いていたけど、怖くて声を上げることができなかった。しかもみんなは見て見ぬふりをして、彼に仕事を与え続けたのよ
@Amber_Coffman あなたがしたことは正しいわ。私は怖すぎて何も言えなかったもの。冗談抜きで、彼は最低な人間よ

その後、ツイッター上で、ケレラやウェーヴス、ダイヴがPR会社ライフ・オア・デスとの仕事上の関わりを断つことを宣言している。一方、同社はヒースクリフ・ベルーの辞職を発表し、以下のような声明を出している。「ライフ・オア・デスは、ネット上で行われた申し立てで言われているような行為を断じて許しません。今回の申し立てをとても重いものとして受け止めています」

ダイヴは今後一切、ライフ・オア・デスとは仕事をしない

クビだ。

ヒースクリフ・ベルーは今回の申し立てに対して個人としての声明も発表しており、「私の行為によって気分を害した方たち」への謝罪と共に、ドラッグとアルコールのリハビリ施設に入所することを明らかにしている。

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