Photo: Matt Crockett

ノエル・ギャラガーは先日公開されたAIで生成されたオアシスの音源についての見解を述べている。

今年4月、『AISIS』と名付けられた8曲が収録されたアルバムはインディ・バンドのブリーザーによって制作されたオリジナル曲で、彼らが作ったトラックにリアム・ギャラガーの声を乗せたものとなっている。

このプロジェクトは「代替現実のコンセプト・アルバム」と評されており、ブリーザーのメンバーは「オアシスの再結成を待つのにうんざり」して、このアイディアを思いついたと説明している。

先日、リアム・ギャラガーはこの音源について「アルバムは聴いてないけど、曲は聴いたよ」と述べており、「他のくだらない奴らよりはいいよな」と続けている。

ノエル・ギャラガーは『NME』のインタヴューでAIで生成されたオアシスの音源について言及している。

「このバカな奴らは時間を持て余していて、笑いを取るために遊んでテクノロジーを使う金もあるんだろ」とノエル・ギャラガーは述べ、「俺もテクノロジーのために金を貯めている」と語っている。

「73歳になったら、コンピューターをやってみて作ってみようと思っているんだ。そうしたら、俺が死んだ後も140枚のアルバムができて、子どもたちにチョコアイスとハッパが与え続けられるんだ」

ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「リンゴ・スターが歌う“She’s Electric”とか、いろんなものが送られてきたんだけど、そんなものに使っている時間はないね。フレディ・マーキュリーが歌う“Don’t Look Back In Anger”とか聴きたいか? 興味あるか? 『興味ありますよ』って言う人もいるけど、誰が期にするんだ?」

AIによって破滅させられるという考えについてノエル・ギャラガーは次のように語っている。「君たちはそうだろうけど、俺は違うよ。しかし、最低だよな。『オアシス:ザ・ロスト・テープス』なんて、マジかよ。どんなサウンドになると思う? シンガーの声とタンバリンはAIで作れるんだろ。残念ながら、俺のやっていることはAIにはできないと思うね。できるようになったら終わりだ。引退するよ。アルゴリズムに巻き込まれるんだろうね」

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは通算4作目となるニュー・アルバム『カウンシル・スカイズ』を6月2日に全世界同時リリースしている。新作についてノエル・ギャラガーは「原点に帰ったんだ。白昼夢の中、空を見上げて、人生がどうなるんだろうと思いを巡らす。それは90年代前半と同じように自分にとっては真実なんだ」と語っている。

ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズは12月に来日公演を行うことも決定している。

新作のストリーミングはこちらから。

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