スマッシング・パンプキンズはドラマーのジミー・チェンバレンによれば、新型コロナウイルスのパンデミックの間にクリスマス・アルバムをレコーディングしたという。
ジミー・チェンバレンは「シリウスXM」のインタヴューでパンデミックの間もビリー・コーガンと新しい音源に取り組んだことを明かしている。
「僕は家にスタジオがあって、ビリーも自宅にスタジオがある。20分くらいの距離のところに住んでいるから、近所というほどではないけど、お互い近い距離にある。すぐお互いの家に行くことができるんだよ」
ジミー・チェンバレンとビリー・コーガンはパンデミックの間に「80曲近くを」レコーディングしたという。
2020年発表の『CYR』や先日、全3幕が公開された『オータム:ア・ロック・オペラ・イン・スリー・アクト』同様、取り組んだ音源は「手を付けられず後回しになっていたサイケデリックな作品」と「クリスマス・アルバム」になるとジミー・チェンバレンは語っている。
ジミー・チェンバレンは「あれだけのまとまった時間がある」こともないだろうから「素晴らしい体験」だったと振り返っている。
「ツアーをやるか、プロモーションをやるかという感じで、無数の方向に引っ張られるんだ。新型コロナウイルスは物流の制限なんかを受けずに純粋に音楽を作れる1年ないしは2年の期間だと思ったんだよ」
先日、ビリー・コーガンはサイド・プロジェクトであるズワンのボックスセットを新たにリリースするつもりであることを明かしている。
ズワンが唯一リリースしたアルバム『メアリー・スター・オブ・ザ・シー』は今年で20周年を迎えているが、これまでストリーミング・サービスでは音源が公開されていない。
米『ローリング・ストーン』誌のインタヴューでビリー・コーガンはズワンのアルバムを再発するつもりはないかと訊かれて、次のように答えている。「実のところ、まさに今ボックスセットに取り組んでいるところなんだ。65曲の未発表曲があったと思う」
いつリリース予定かと尋ねられると、ビリー・コーガンは次のように語っている。「分からないね。一緒に取り組んでいるサーティー・タイガーという会社と新しいビジネスモデルを立ち上げようとしているところなんだ。(スマッシング・パンプキンズの最新作である)『オータム』は良いお手本だよ。ズワンのプロジェクトも同じ形でリリースできると思う。独立系レコード店とか、そういうところの注文をコントロールできるんだ。そうじゃなければ、自主リリースにしなきゃいけなくて、それは難しいからね」
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