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リンダ・ペリーがレディー・ガガのダイアン・ウォーレンとの共作によるオスカーノミネートについて、資格がないとした自身のコメントを謝罪している。

自身の“Hands of Love”が先週オスカーにノミネートされなかったソングライターのリンダ・ペリーは、レディー・ガガは“Til It Happens to You”でノミネートされたのはイカサマだとツイッターに投稿していた。

一連の非難のツイートを投稿した後、ペリーは同日中にこれを撤回している。

「心より謝罪します。間違った発言をしてしまいました。私は“Til It Happens to You”#TIHTYが書かれたときその場にいたわけじゃないのに。もっと重要なことだけど、この映画のメッセージとこの曲がすごく重要だということに注目して欲しいと願っています」

リンダ・ペリーは、レディー・ガガが“Til It Happens to You”の作曲に貢献していないとして、アカデミー賞の基準に従えば、オスカーにノミネートされる資格はなかっただろうと指摘していたた。

削除されてしまったリンダ・ペリーによるツイッターの投稿は以下の通り。。

「私の手元にはダイアン・ウォーレン自身が歌っている彼女のオリジナルのデモ音源がある。変更された(のは)『Till you’re at the end, the end of your rope(あなたが終わりに至るまで/あなたの握ったロープの最後に至るまで)』がもともとは『Til you got a hole ripped in your soul(あなたの魂が引きちぎられて穴が開くまで)』だっただけ。ガガが『書き直した』ことになるように1行だけ変えるっていうテクニックだと思う。でも、ダイアンがこの1行を書き直す時に手を貸した可能性もあるし、それならガガは二言三言付け足しただけ。これってソングライティングなのかしら? 私の辞書にはそう書いてない」

「私はガガのことをすごく尊敬しているし、この曲が大好きだけど、それは何の関係もない。何故、ガガの名前がクレジットに入っているの? 多分、ダイアンは曲のプロモーションのために、ガガの援助を確実にしたかったんでしょうね。ガガはとってもキレるビジネス・ウーマンで、ダイアン・ウォーレンが書いた曲がオスカー受賞候補になることを分かっていたのよ。それに、音楽に注目してもらって聴いてもらうのはとても大変なこと。特にドキュメンタリーの曲だとね。だから、ダイアンは、もしガガに作曲のクレジットを与えれば、この曲が必要としていて、その価値があるサポートを確実なものにできるだろうって理解していた。ガガは自分の力をよく知っている。私は誰かをけなしたり、何かを非難したりしているんじゃない。真実を語っているのよ。私はダイアンをこの曲の作曲にクレジットするわ。彼女の経験と彼女の痛みと彼女の言葉よ。それ以外ないじゃない」

アカデミー賞の基準は以下のようになっている。
「作品全体の構想、作曲行為に責任のある、主要な作曲家とソングライターのみが受賞対象となる。作品は、映画に直接的に関わった映像作家、作曲家かソングライターまたはその双方の創造的共同作業によるものでなければならない」

ダイアン・ウォーレンは同日、以下のようにツイッターに投稿している。「この曲は私とレディー・ガガの特別な共同作業によってできたものです。これはレディー・ガガと私がずっと言ってきたことです」

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