ザ・グレイトフル・デッドはTikTokに公式アカウントを開設している。
プレス・リリースによれば、ザ・グレイトフル・デッドのTikTokアカウントは「バンドとファンをカウンターカルチャーの新時代に巻き込んできた何十年にもわたる音楽、世代をまたぐコミュニティ、無限の創造性を祝福する媒体になる」という。
最初に投稿された動画は60年代後半から1995年に行われた最後のライヴまで過去のライヴ映像やアートワーク、インタヴューをまとめた32秒のものとなっている。
@gratefuldead Once in a while you get shown the light, in the strangest of places if you look at it right ⚡️??
♬ St. Stephen (Live at the Fillmore West San Francisco, 1969) [2001 Remaster] – Grateful Dead
動画の最初でインタヴュアーはジェリー・ガルシアに「人々はザ・グレイトフル・デッドに夢中です。どう責任を取るつもりですか?」と尋ねており、ジェリー・ガルシアは動画の最後で次のように答えている。「質問は何だっけ? もう一度言ってくれない。ゆっくり言ってくれ」
動画では1969年にサンフランシスコのフィルモア・ウェストで収録された“St. Stephen”のライヴ音源が使われている。
この最初の動画以降、インタヴュー映像やライヴ映像が投稿されており、ジェリー・ガルシアが気候変動について語り、即座の行動を求める動画も公開されている。
ザ・グレイトフル・デッドはザ・ビートルズ、ピンク・フロイド、レッド・ツェッペリンに続く形でTikTokに公式アカウントを開設している。
先日、TikTokについてはイギリスの元技術相がその「支配力」のためにミュージシャンが印税を失う可能性があることを指摘している。
前技術・デジタル経済担当大臣だった保守党のダミアン・コリンズ議員は3月に現在オーストラリアで試験導入されている機能がTikTokで成功を収めているアーティストに災いになる可能性を指摘している。
『テレグラフ』紙によれば、TikTokはオーストラリアでユーザーが動画で使える曲の数に制限を設けており、印税を巡ってレコード会社と対立が起きているなか、音楽をアプリの中核から外す動きになるのではないかと見られているという。
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