グラフィティ・アーティストのバンクシーはグラストンベリー・フェスティバル近くの由緒あるパブを購入したと報じられている。
ブリストル出身のバンクシーはグラストンベリー・フェスティバル会場の静かな隣町にある由緒正しいザ・クラウンというパブを購入したと噂されている。
ピルトンにある1600年代に建てられた建物を使ったこのパブは100万ポンド(約1億6600万円)の価格だったということで、2021年に短期間営業し、2022年11月にもう一度オープンしたものの、新型コロナウイルスのパンデミックで長年にわたって閉店していた。
報道によれば、オープンに向けてザ・クラウンは全面的な改修を行っているとのことで、バンクシーと2015年の展覧会「ディスマランド」にも参加した友人のドーカス・ケイシーによる内装が施されているという。ITVはこのパブに「多額の金額が費やされている」と報じている。
バンクシーが正式にこのパブのオーナーになるかは明らかになっていないものの、ピルトンの住人には複雑な思いがあるとのことで、ある住民は次のように語っている。「本当なんじゃないかと思うのですが、誰も知りません。彼がどんな見た目なのかも誰も知らないわけですから。でも、事実だったら、いいことですよね。壁に壁画が登場するかもしれません」
別の人物は懐疑的な見解を口にしている。「何にでも常に噂はあります。何を信じていいのか分かりません」
現在、ザ・クラウンはオウェイン・パウエルが所有している。彼はグラストンベリー・フェスティバルのキャンプ場のケータリングを担当し、新型コロナウイルスの期間は移動式のフィッシュ&チップス店を運営していた。
バンクシーがザ・クラウンを購入した意図について、グラストンベリー・フェスティバルとの関連性も指摘されている。「バンクシーはグラストンベリー・フェスティバルとその賛同するメッセージに関わることができることを気に入っているようです」と情報筋は『ザ・サン』紙に語っている。「出演する音楽界のスーパースターへの取っ掛かりともなります。そこにかなりの金額をつぎ込んだのです」
バンクシーについてはヴァレンタイン・デーの壁画がマーゲイトのドリームランドに移転されるとも報じられている。この作品は2月14日にケント州に出現したもので、ドメスティック・ヴァイオレンスを連想させる目にあざのある歯の欠けた1950年代の主婦を描いたものとなっている。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.