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元キッスのエース・フレーリーはオリジナル・ラインナップでの再結成に関する発言を謝罪しないのであれば「汚点」を公表すると呼びかけた件についてポール・スタンレーから返事があったと明かしている。

先日、ポール・スタンレーは2014年にキッスがロックの殿堂入りを果たした時にオリジナル・ラインナップでのパフォーマンスを求められたとして次のように語っている。「あの時点でバンドにとって屈辱的なもので、混乱している人もいたんだよ。だって、見た目はキッスの感じだけど、サウンドとしてはPISS(※小便)になっていただろうからね」

これを受けてオリジナル・メンバーであるエース・フレーリーはシリウスXMのエディ・トランクの番組に出演して謝罪を要求している。「ポール、君が聞いてなくても、キッスの関係者が聞いているはずだ」とエース・フレーリーは語っている。「伝えたいのは君の言ったことに正式な謝罪を求めるということだ。7日以内に撤回して謝罪してくれ」

「7日以内に謝罪がなかったら、もう一度エディ・トランクの番組に出演して、誰も知らない自分だけに留めておいたポールとジーンの汚点を話すことにするよ。本来は僕はそういうことを話す人間ではないんだけどね。ポジティヴなことを話すのが好きなんだ」

今回、エース・フレーリーは再びシリウスXMのエディ・トランクの番組に出演して、ポール・スタンレーから返事があったことを明かしている。「彼から電話があったんだ。番組が終わって、そんなに長くは経ってなかった。彼の名前が携帯電話に表示されたから、その電話には不意を突かれたね」

「彼は謝罪するのか、少なくともなんであんなことを言ったのか、説明するために電話してきたんだと思った。もしかしたら、彼は僕よりもピーター・クリスのことを言っていたというのかもしれない。でも、謝罪の代わりに5秒間の電話で言われたのは『ふざけんな、エース、俺はお前に謝罪しない』というもので、電話は切れた。彼は反論をさせたり、なぜ怒っているかも説明させてくれなかった。メールでもなかった。電話だったんだ」

その電話がポール・スタンレーからなのは間違いないかと訊かれると、エース・フレーリーは次のように答えている。「間違いないよ。携帯電話会社に問い合わせた画面のスクリーンショットがあるんだけど、前のインタヴューと同日で、通話時間は5秒だった」

先日、キッスは現在行っている最後のワールド・ツアー「エンド・オブ・ザ・ロード」の最終公演を発表している。

北米で行われる最後のツアー日程は19公演に及ぶもので、10月から始まり、12月1日・2日に行われるマディソン・スクウェア・ガーデン公演で締めくくられる。

ジーン・シモンズは現在のラインナップでツアーを終えた後も「考えたこともなかった形で」バンドが続いていくだろうと語っている。

「ツアーをするバンドとしてのキッスは終わることになる。でも、ツアーをするバンドとしてだけどね。キッスは他の形で続いていくよ。4人の20歳の若者がメイクアップを施して、その素性を隠しても問題はないわけだしね」

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