俳優のリーアム・ニーソンは同じニューヨーク行きの飛行機を待っていたヒースロー空港の待合室でザ・ローリング・ストーンズと会った時のことを振り返っている。
当時、リーアム・ニーソンと妻のナターシャ・リチャードソンはコンコルドに乗る予定だったが、技術的な問題のために飛行機が遅れることになったという。ナターシャ・リチャードソンは2009年にスキー事故で亡くなっている。
「キース・リチャーズがミック・ジャガーと一緒にいたんだ」とリーアム・ニーソンは『NME』に語っている。「キースは明らかにワインを何口か飲んでいたみたいでね……僕のところに近づいてきて、『笑えるよな。誰もがスピードを求めるけど、誰も手に入れられないんだ』と言って、笑ったんだ」
ドラッグ癖で非常に有名なキース・リチャーズだが、その後にリーアム・ニーソンのことに気づいたという。「『待て。君のことは知ってるぞ』と彼が言ったんだ。でも、誰か別の人のところに行ってしまった。20年は前の話だね。もっと前かもしれない」
リーアム・ニーソンは生まれ育った北アイルランドのバリミーナで1960年代にザ・ローリング・ストーンズを見かけたことがあるとも語っている。1964年にザ・ローリング・ストーンズは地元のフラミンゴ・ボールルームでライヴを行っており、会場に到着した彼らをリーアム・ニーソンはひと目見かけることができたという。
「幼すぎて、ライヴには行けなかったんだけど、会場の外にいたのを覚えているよ」とリーアム・ニーソンは語っている。「フラミンゴ・ボールルームがある通りにフェンスが置かれたのを初めて見たけど、ストーンズが来るからだったんだ。彼らを見かけて、チャーリー・ワッツの肘に触れたのを覚えている。全員長髪でさ、『すごい!』と思ったね」
チャーリー・ワッツは病名の公開されていない病気のためツアーに不参加となることが発表された数週間後の2021年8月に亡くなっている。「彼が最も好きなメンバーだったかもしれない」とリーアム・ニーソンは語っている。「チャーリーにはどこか謎があるだろ。彼は一番服が似合っていて、知的そうな感じがあった。そして、何よりドラムを叩けたんだ」
リーアム・ニーソンは全米で2月15日から映画『探偵マーロウ』が公開されている。映画はレイモンド・チャンドラーが生み出した「私立探偵フィリップ・マーロウ」シリーズを原作としたものとなっている。映画『探偵マーロウ』は6月16日に日本公開されることも決定している。
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