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ホークウインドの結成メンバーで、オリジナル・ギタリストであるミック・スラッテリーが亡くなった。享年77歳だった。

ホークウインドはフェイスブックでミック・スラッテリーが短い闘病の末に3月17日に「自宅で穏やかに」亡くなったことを発表している。

ミック・スラッテリーは前身バンドのフェイマス・キュアで一緒だったデイヴ・ブロックと共に1969年にホークウインドを結成している。他のメンバーはジョン・ハリソン、テリー・オリス、ニック・ターナー、ディック・ミックで、最初はグループXというバンド名だった。

デイヴ・ブロックはフェイスブックで次のように追悼の意を表している。「僕とミックは1967年にフェイマス・キュアというバンドで一緒にやっていた。オランダにツアーに出て、1969年にホークウインドを結成することになった」

「若い頃の愛らしい思い出がたくさんある。オランダで一緒にやったり、リッチモンドのオーベルジュ・カフェやイール・パイ・アイランドに出入りしたりしていた。60年代後半にはパトニーの自分のアパートやワリアー・ロードにあったボブ・カーの楽器店の地下でリハーサルをして、爆音を鳴らして、隣人を困らせたりしていた。自由に飛び立ってくれ、古い友人よ」

https://www.facebook.com/HawkwindHQ/posts/6412663525413161

ホークウインドはロンドンのノッティング・ヒルにあるオール・セインツ・ホールで結成され、その後、名前を得ることになっている。最初にライヴを行った時は名前がまだなく、グループXとして登場し、その後、名前はホークウインドに落ち着くことになった。

ミック・スラッテリーは初期のスタジオでレコーディングされたオリジナル・バージョンの“Hurry On Sundown”のデモに参加している。このデモは1970年発表のデビュー・アルバムが再発された1996年に日の目を見ることになっている。

ミック・スラッテリーは1969年の内にホークウインドを脱退して、代わりにハウ・ロイド=ラントンが加入している。ミック・スラッテリーはその後もホークウインドのメンバーと音楽活動を行っており、ニック・ターナーとはスペース・リチュアル名義で、アラン・デイヴィーとはホーケストラル名義で活動を行っている。

ホークウインドについては昨年11月にサックス奏者のニック・ターナーも亡くなっている。享年82歳だった。

ニック・ターナーは1976年までスペース・ロックの先駆者であるホークウインドに在籍していた。当時はモーターヘッドを結成する前のレミー・キルミスターも在籍していたが、レミーはその後脱退させられている。ニック・ターナーは1982年にバンドに復帰して、2年間在籍した後に再び脱退している。

※写真はミック・スラッテリー脱退後の1970年に撮影されたものになります。

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