Andy Ford

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メタリカのドラマーであるラーズ・ウルリッヒはパンテラの再結成に関する自身の見解について語っている。

パンテラはソロ・プロジェクトに取り組むフィル・アンセルモとダイムバッグ・ダレルとヴィニー・ポールによるアボット兄弟の確執が決定的になり、2003年11月に解散している。

解散後、アボット兄弟はダメージプランとしての活動を始めたが、2004年にオハイオ州コロンバスで行われた公演でダイムバッグ・ダレルは銃殺されており、2018年にはヴィニー・ポールが亡くなっている。死因は心筋梗塞だった。

パンテラは昨年7月にヴォーカリストのフィル・アンセルモとベーシストのレックス・ブラウンがツアーを行う契約を結んだことで再結成ライヴを行うことが明らかになっていた。亡くなったダイムバッグ・ダレルとヴィニー・ポールに代わって、ツアーにはザック・ワイルドとアンスラックスのチャーリー・ベナンテが参加している。

今回のツアーはダイムバッグ・ダレルとヴィニー・ポールの遺族の許可を得たものとなっているが、フィル・アンセルモによる過去のナチスを巡る発言もあって、再結成は様々な議論を呼んでいる。パンテラはメタリカのツアーのサポート・アクトを務めることも発表されている。

今回、ラーズ・ウルリッヒは『リヴォルヴァー』誌のインタヴューでパンテラの再結成について語っている。「パンテラの音楽とマジックを祝福するためにツアーに出るということについては……応援すべきかどうか、コミュニティでいろんな話があるのは知っているよ。でも、僕はグレン・ヒューズがツアーに出て、ディープ・パープルの曲を披露しても支持するタイプの人間だからね」

「音楽面やクリエイティヴ面で熱意がある人のことは常に応援してきた。だから、今回のパンテラ再結成も自分はいいと思っている」とラーズ・ウルリッヒは続けている。「チャーリー・ベナンテが参加しているのは間違いなく素晴らしいよね。メキシコ公演の映像を観たんだけど、絶好調だと思ったよ。彼らが出てくると楽しくなるはずだよ」

先日、ラーズ・ウルリッヒは2011年に発表されたルー・リードとのコラボレーション・アルバム『ルル』に対する反響について語っている。

このアルバムはリリース後、賛否両論を呼んでおり、メタリカのキャリアでも最も評価の分かれるアルバムの一つとなっている。ルー・リードはかつてあまりに不人気だったため、メタリカのファンから銃撃すると脅迫されたことがあるとも述べている。

ラーズ・ウルリッヒはルー・リードにまつわる書籍『ジ・アート・オブ・ザ・ストレート・ライン:太極拳』で次のように述べている。「外の世界で起きていること、混乱した状況を考えると、今のほうがリリースするにはいい時期だったかもしれない。分からないけど、自分としてはすごく誇りに思っているアルバムなんだ。ジェイムズ・ヘットフィールドと僕は曲の断片を通してどうするか考えていくんだけど、ルー・リードは遠くから見てきて、『それだ! もう次のテイクはやらないぞ!』なんて言ってくるんだ。普段とは勝手が違ったけど、それは全体として本当に美しくて素晴らしい体験だった」

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