オジー・オズボーンはツアーからの引退を発表して、ヨーロッパとUKの公演をキャンセルしたが、その数週間後となる今回、もう一度ツアーをするつもりだと語っている。
オジー・オズボーンは「忠実なファンに伝えなければならない最もつらいことの一つだ」として予定されていたツアーを中止することを先月発表していた。
オジー・オズボーンは当時次のように述べている。「歌の声は問題ない。しかし、3回の手術を経て、幹細胞治療、果てしない理学療法、そして最近の画期的なサイボーグHALを使った治療法で、自分の身体は肉体的に弱ってしまったんだ」
「ずっと我慢強くチケットを持っていてくれていたことには本当に恐縮だけれど、良心に省みて、今度のヨーロッパ&UK・ツアーに参加するのは体力的に無理だと思うようになった。必要な移動にも耐えられないと思うしね。信じてほしいのだけれど、ファンをがっかりさせてしまうことを言う時はみんなの想像以上に気を落としているんだ」
彼は次のように続けている。「こんな形でツアーの日々が終わることになるなんて想像もしていなかったよ」
オジー・オズボーンはビリー・モリソンが司会を務める「シリウスXM」の番組における新たなインタヴューで自身の発言の真意について語っている。
「もう一度ツアーをできるところまで戻れたら、素晴らしいよね」とオジー・オズボーンは語っている。「でも、今は『1ヶ月後にツアーに出られるかい?』と言われても、もちろんとは言えない。ツアーができるようになったら、ツアーをやるよ。でも、今はツアーをブッキングできないんだ。うまくできないと思うからね」
彼は次のように続けている。「もしも今日、医者に『ツアーしていいよ』と言われても、まとめるには6ヶ月かかるんだ。だから、唯一続けられるのはレコードを作ることなんだ。でも、それも永遠にはできない。外に出ていかないとね」
オジー・オズボーンはツアーからの引退を発表したことへの反応に対する不満についても語っている。
「報道にはイライラさせられるよ。『オジーは死にそうだ』ってね。俺は死なないよ」
「ノー・モア・ツアーズ2」はオジー・オズボーンの健康問題とパンデミックのために何度か延期されて、2023年に行われる予定となっていた。UK公演は5月から6月にかけてノッティンガム、ニューカッスル、グラスゴー、マンチェスター、ダブリン、ロンドン、バーミンガムで行われる予定だった。
オジー・オズボーンは2003年にパーキンソン病と診断されたが、2020年まで公表していなかった。妻であるシャロン・オズボーンはパーキンソン病について「突然人生が止まってしまう」感じだったと語っている。
昨年、オジー・オズボーンは首と背中のピンを外す大きな手術を行っており、退院して自宅に戻ったことを報告している。「今は病院から家に帰って、快適に療養しているよ。ファン全員からの愛と応援を紛れもなく感じているし、手術の間も無事を祈って思いを馳せてくれた全員に大きな『ありがとう』を送るよ」
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