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“I Say A Little Prayer”や“Raindrops Keep Falling On My Head”といったヒット曲を手がけたバート・バカラックが亡くなった。享年94歳だった。

スポークスパーソンは『ワシントン・ポスト』紙にバート・バカラックがロサンゼルスの自宅で自然死で亡くなったと語っている。

バート・バカラックは全米チャートでトップ40に入るヒット曲を73曲、全英チャートでトップ40に入るヒット曲を52曲手がけており、トム・ジョーンズの“What’s New, Pussycat?”、アレサ・フランクリンの“I Say A Little Prayer”、ダスティ・スプリングフィールドの“The Look Of Love”、ディオンヌ・ワーウィックの“Alfie”、ザ・ウォーカー・ブラザーズの“Make It Easy On Yourself”の作曲も担当している。

バート・バカラックは70年に及ぶキャリアの中で生涯業績賞を含め6つのグラミー賞と3つのアカデミー賞を受賞している。映画『明日に向って撃て!』に提供した“Raindrops Keep Falling On My Head”で歌曲賞を、同作のスコアで作曲賞を受賞している。

後年はシェリル・クロウ、ドクター・ドレー、エルヴィス・コステロともコラボレーションを行っている。

2008年にバート・バカラックはロンドンのラウンドハウスでBBCエレクトリック・プロムスに出演した際にはアデルと共演して、“Baby It’s You”を披露している。2015年にはグラストンベリー・フェスティバルのピラミッド・ステジに出演している。

ティム・バージェスは訃報を受けて追悼の意を表している。「歴史上、最高のソングライティングの伝説と言える人物の1人だった。さようなら、バート・バカラック。あなたはキングでした」

リアム・ギャラガーは「安らかに、バート・バカラック」とツイートし、ノエル・ギャラガーは「安らかに、巨匠。知り合いになれたことは喜びでした」と述べている。

ブライアン・ウィルソンはバート・バカラックを「音楽業界の巨人」と評している。「バート・バカラックのことを聞いて悲しいよ。バートは僕のヒーローで、僕の作品にすごく影響を与えた。彼は音楽業界の巨人だった。彼の曲は永遠に生き続けるだろう。愛と慈悲をバートの家族に」

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