イエスはアトランティック・レコード期の原盤権をワーナー・ミュージック・グループに売却したことが明らかになっている。
対象となるのは1969年発表のセルフ・タイトルのデビュー・アルバムから1987年発表の『ビッグ・ジェネレイター』まで、12枚のオリジナル・アルバムで、この時代のライヴ・アルバムやコンピレーションも含まれる。
ワーナー・ミュージック・グループのケヴィン・ゴアは今回の契約について次のように語っている。「イエスのことを知ったのは1983年にオハイオ州のレコード店で働いていた時でした。私は『ロンリー・ハート』のアルバムが好きで、ライヴを観に行きました。そこで素晴らしい曲のカタログを知ったのです。それから、ずっとファンで、イエスとワーナー・ミュージックの強い結びつきが永遠に続くことに間違いなく興奮していますし、深く光栄に思います」
イエスは発表した声明で次のように述べている。「イエスのファミリーは全体で一丸となり、ワーナー・ミュージック・グループとの歴史的な契約を結ぶために熱心に取り組んできました。これによって50年以上にわたってファンを喜ばせてきたように適切な形で伝説的な音源がキュレーションされ続けていくことになります。そしてこの不朽の音楽への新たな観客を見つけ、発展させていってくれることでしょう」
昨年末、イエスは全13タイトルが紙ジャケット・コレクションでリリースされている。
1969年から1987年の間にアトランティック/アトコ・レコードから発表した12枚のオリジナル・アルバムに1973年発表の名作ライヴを加えた合計13タイトルが「紙ジャケット・コレクション最終章〜MQA-CD/UHQCDエディション」としてリリースされている。
今回リリースされた紙ジャケットは紙の質感や付属物などが海外版とは異なる独自仕様ともいえる日本盤オリジナルLPを可能な限り復刻したものとなっている。
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