ザ・フーのロジャー・ダルトリーとビリー・ブラッグは亡くなったウィルコ・ジョンソンに追悼の意を表している。
ウィルコ・ジョンソンの訃報はソーシャル・メディアで発表されており、現地時間11月21日に自宅で亡くなったことが明かされている。
ソーシャル・メディアには次のように記されている。「これはしたくなかった発表ですが、重い気持ちと共に発表します。ウィルコ・ジョンソンが亡くなりました」
「彼は11月21日の月曜日に自宅で亡くなりました。この非常に悲しい時に家族のプライバシーを尊重してもらえると有り難いです。安らかに、ウィルコ・ジョンソン」
ロジャー・ダルトリーは訃報を受けてソーシャル・メディアで次のように述べている。「何よりもウィルコ・ジョンソンは詩人になりたかったんだ。彼と知り合えて、友人になれたのはラッキーだった。彼の音楽は生き続けるけれど、最後の幕引きからは逃れられない。キャンヴェイの不屈の吟遊詩人、マッド・カリューよ。おやすみ」
ビリー・ブラッグは次のように続けている。「ウィルコ・ジョンソンはパンクの先駆者だった。彼のギター・プレイは怒りに満ちて、角が立っていたが、彼の存在は落ち着きがなく、対立的かつ制御不能で、それまでのUKのポップ界では目にしたことのないものだった」
Wilko Johnson was a precursor of punk. His guitar playing was angry and angular, but his presence – twitchy, confrontational, out of control – was something we'd never beheld before in UK pop. Rotten, Strummer and Weller learned a lot from his edgy demeanour. He does it right RIP pic.twitter.com/ukoJ69r41h
— Billy Bragg (@billybragg) November 23, 2022
「ジョニー・ロットン、ジョー・ストラマー、ポール・ウェラーは彼のエッジの効いた態度から多くを学んだ。彼は正しくやってみせたんだ」
ウィルコ・ジョンソンは2013年に末期の膵臓ガンと診断されており、当時のマネージャーは化学療法などの治療を受けたくないという声明を出していた。
しかし、翌年、手術を受けたウィルコ・ジョンソンはガンが寛解したと述べており、余命10ヶ月と宣告されていたことを明かしている。「ここにいるべきじゃないんだよ」
2015年にはドキュメンタリー『ジ・エクスタシー・オブ・ウィルコ・ジョンソン』が公開され、ガンへの恐れに焦点を宛てた本作はウィルコ・ジョンソンとザ・フーのロジャー・ダルトリーがナレーションを務めている。
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