エミネムは『8マイル』のサウンドトラックの20周年盤がリリースされている。
2002年11月8日に公開された映画『8マイル』はエミネムの主演で、デトロイトでの初期のキャリアとラップ・バトルを描いた半自伝的な作品となっている。
エミネムはツイッターで映画の映像を使ったクリップと共に20周年盤のリリースを告知している。
「俺はまだここで『フリー・ワールドなんて、ふざけんな』と叫んでいる」とエミネムは映画の有名な台詞を引用しながらツイートしている。「『8マイル』のサウンドトラックの20周年記念エディションが金曜日からストリーミングされるよ」
サウンドトラックの20周年盤にはすべての曲のインストゥルメンタル・バージョンのほか、“Lose Yourself”のデモ・バージョンも収録されている。
“Lose Yourself”は2003年のアカデミー賞で最優秀歌曲賞を受賞したほか、2004年のグラミー賞で最優秀ラップ・ソング賞と最優秀男性ラップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞している。この曲はエミネムにとって全米シングル・チャートで初めて1位を獲得した曲ともなっている。
“I’m still standing here screaming "f*** the Free World."" #8Mile 20th Anniversary Deluxe Edition of the soundtrack drops on streaming Friday! pic.twitter.com/qAU897MKuV
— Marshall Mathers (@Eminem) October 26, 2022
キム・ベイシンガー、ブリタニー・マーフィ、メキ・ファイファーらも出演している映画『8マイル』は全世界で2億4000万ドル(約355億円)の興行収入を上げており、ヒップホップ映画として最も成功を収めた作品の一つとなっている。
『8マイル』のサウンドトラックはジェイ・Z、50セント、ナズ、ラキム、ギャング・スターらが参加している。
先日、エミネムは新たに発表した記事でドラッグ依存症に苦しんだ日々を振り返っている。
『XXL』に寄せられたテキストでエミネムはインタースコープと契約して、1999年発表の『ザ・スリム・シェイディLP』をリリースした後に「何もかもが変わってしまった」と述べている。ロサンゼルスに移った後、友人たちとティフアナに行った時にヴァイコディンといったドラッグを購入したという。
「最後に行った時、列の2番目だったんだけど、前の奴が税関と揉め始めた。税関は彼を地面に押さえつけて、ポケットからドラッグを押収していた」とエミネムは振り返っている。「怖くてたまらなかったけど、なんとか切り抜けた。すごい量だったんだ。パンツは錠剤で溢れていた。いくつあったかも分からないよ」
そういった警告の兆候は認識していたにもかかわらず、エミネムはその段階では問題だと思っていなかったという。「ドラッグが本当に好きだったんだ。金も稼ぎ始めていたから、もっと買うことができたんだよ」
「有名になるまでは大変なことだとは思っていなかった」とエミネムは説明している。「試していたんだよ。好みのドラッグを見つけられなくてね。当時はツアーに出たら、タダでドラッグをもらっていた。しばらくは大丈夫だったけど、そのうち好きすぎて、止め方が分からなくなったんだ」
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.