パラモアのヘイリー・ウィリアムスはホエン・ウィ・ワー・ヤング・フェスティバルでヘッドライナーを務めるにあたって手書きのメッセージを公開している。
パラモアがマイ・ケミカル・ロマンスと共に共同ヘッドライナーを務めるホエン・ウィ・ワー・ヤング・フェスティバルは「過去20年のエモとロックの決定版ラインナップ」と評されており、10月22日に初日を迎えている。元々は10月21日に開催される予定だったが、天候の問題のために開催の1時間前にキャンセルとなることが発表されている。
パラモアはピンク・ステージのトリを飾り、21時40分から出演している。ヘイリー・ウィリアムスは手書きのメッセージでここまでのキャリアを振り返りながら、今回の出演の重要性について言及している。「このシーンで歳を重ねることは単純なことではない。それを祝福すること、祝福されることも単純なことではない。あなたも私も誰しもにとって人生には単純なことなどない」
「一部のポスト・パンクやハードコアに夢中になったのは他に私たちに訴えかけるものがなかったから。他の場所では合わなかった。若い女性としてこのシーンに夢中になったのは自分の所属できる方法が見つかるかもしれないという希望があったからだった。知らないことがたくさんあったし、自分でも気づかなかった結び目を解きほぐさなきゃいけないこともあった」
「私が知ったことには『上の服を脱げ』と言われることだったり、辛辣なパンクジンのレヴューだったり、私の名前が出てくる劇的な見出しだったり、自信喪失の時期だったりもある。でも、パラモア以外にパラモアを定義できる人はいなかった」
ヘイリー・ウィリアムスはロック/オルタナティヴ・シーンでパラモアが「レジェンド」的な地位に達したことを祝福しつつ、次のように述べている。「20年近くが経って、自分たちを拒絶すると脅されてきたシーンの支柱になっていることに気付いた」
「トレンド」や「ノスタルジア」、ヘイリー・ウィリアムスのスター性に頼ることなく、パラモアが「自分たちにとってリアルだと分かっている」ことしかしない精神を貫いてきたと彼女は続けている。自分たちの観客に向けてアピールしながらフェスティバルでヘッドライナーを務める準備をしてきたとしてヘイリー・ウィリアムスは「シーンとして長い道のりを歩んできた事実を祝福したい」と述べている。
「私たちを疑ってきた人たちにはファックを。私たちを観て信じてくれた人たちにはハグを。若い女の子、クィアのキッズたち、どんな肌の色の人でも、私たちがシーンを一緒に変えてきた。いい加減に、怒りながら、傷つきながら、断固とした決意で。少なくとも私にとって今夜はパンク・ミュージックが体現するあらゆる側面を祝福するものになる。これは私たちが若い頃には許されていないことだった。今夜、みんなに会うのが待ちきれない」
ホエン・ウィ・ワー・ヤング・フェスティバルはブリンク182とグリーン・デイが2023年のヘッドライナーを務めることが決定している。2023年はブリンク182とグリーン・デイのほか、サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ、オフスプリング、グッド・シャーロット、ライズ・アゲインストらが出演することが発表されている。
パラモアは待望の通算6作目となる新作『ディス・イズ・ホワイ』をリリースすることを発表して、タイトル・トラックが公開されている。
2017年発表の『アフター・ラフター』に続く新作は2023年2月10日にリリースされる。ロサンゼルスでレコーディングされた新作はカルロス・デ・ラ・ガルザによるプロデュースで、10曲が収録される。正式なトラックリストは現時点で発表されていない。
“This Is Why”についてヘイリー・ウィリアムスは次のように語っている。「“This Is Why”はアルバムのために書いた最後の楽曲だった。正直、歌詞を書くのに疲れていたんだけど、テイラー・ヨークが最後のアイディアに取り組むべきだとザック・ファロと私を説得してくれた。そこからできたものがアルバムのタイトル・トラックになった」
「ジェットコースターにように2022年を生きていて、ここ3〜4年を生きてきて思った多くのおかしな感情の数々、それを要約したものになる。途方もない規模の世界的パンデミック、死が迫っている地球の運命の後では人間はやさしく共感すべきだと自分たちの奥深くに見つけることになる」
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