ミューズはニュー・アルバム『ウィル・オブ・ザ・ピープル』のNFTバージョンをリリースすることを発表している。
通算9作目となる『ウィル・オブ・ザ・ピープル』のNFTバージョンは、この手のリリースでは初めてUKアルバム・チャートの集計対象になるという。これは2015年にストリーミングの再生回数がチャートの集計対象になって以来、初めて追加される新しいフォーマットとなっている。
NFTバージョンは20ポンドで8月26日に販売され、全世界で1000枚限定のリリースとなる。NFTのプラットフォームとしては環境問題に配慮したセレナーデが採用されている。
購入者はハイレゾ音源であるFLACのフォーマットでアルバムをダウンロードすることができ、違ったアルバム・ジャケットにミューズのデジタル・サインが入る形となる。1000人の購入者は全員リンク先の購入者名簿に永久に名前が掲載される。
UKのオフィシャル・チャート・カンパニーは数ヶ月前からNFTアルバムをチャートの集計対象としていたが、今回、NFTのプラットフォームがチャート対象の販売業者として認定されて初めてのリリースとなっている。
「アナログ盤、8トラック、カセットテープ、CD、ミニディスク、DCC、DATはチャートの集計対象になってきたように、NFTもチャートの対象になります。今夏にセレナーデとミューズが牽引する形でNFTでリリースされたアルバムが初めてチャートの集計対象になることを喜ばしく思います」とオフィシャル・チャート・カンパニーのマーティン・タルボットは次のように語っている。
「NFTは新しく楽しみなフォーマットであり、その可能性はまだ模索され始めたばかりですが、今後何年にもわたってオフィシャル・チャートの一翼を担っていくと確信しています」
先日、ミューズは“Compliance”、“Won’t Stand Down”、“Will Of The People”に続いて『ウィル・オブ・ザ・ピープル』より4曲目の楽曲“Kill Or Be Killed”が公開されている。
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