ラン・ザ・ジュエルズのキラー・マイクはヤング・サグとコメディアンのデイヴ・チャペルを迎えた10年ぶりのソロ・シングル“Run”を公開している。
ノー・アイディーがプロデュースを手掛けた“Run”はデイヴ・チャペルのモノローグから始まり、ヤング・サグのヴァースが盛り込まれている。新曲はキラー・マイクや黒人の兵士が白人の人種差別主義者と闘うエイドリアン・ヴィラゴメスが監督したミュージック・ビデオと共に公開されている。
ヤング・サグのヴァースの部分では「フリー・サグ、プロテクト・ブラック・アート、フリー・ガンナ」という旗が掲げられており、ヤング・サグとガンナは5月に56件の大陪審による起訴状でラケッティア活動と組織犯罪法違反で起訴された1人となっている。両名は弁護士を通して容疑を否認している。
ミュージック・ビデオでは「フリーYSL」と書かれた包帯を巻いたシーンも挿入されており、当局はヤング・サグのレーベルを「犯罪を犯すストリート・ギャング」と評している。
“Run”のミュージック・ビデオはこちらから。
先月、キラー・マイクはヤング・サグとガンナのリリックが犯罪の証拠として使われたことを批判している。ヤング・サグとガンナはリリックがあくまで作り出したキャラクターだと主張している。
「ヒップホップが芸術として尊重されないのは、この国の黒人が完全な人間として認識されていないからだ」とキラー・マイクは述べている。「もし、裁判所が彼らの作ったキャラクターや、彼らが韻を踏んで語る見せかけのストーリーに基づいて彼らを起訴することを許してしまったら、今度はあなたの家の玄関にやってくるだろう」
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