エミネムはケンドリック・ラマーの通算5作目となる新作『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』に賛辞を寄せている。
エミネムは自身とケンドリック・ラマーの師であるドクター・ドレーにタグ付けしながら「このアルバムはマジでヤバいね。言葉を失ったよ」とツイートしている。
Yo @DrDre this Kendrick album is f****** ridiculous. I'm speechless.
— Marshall Mathers (@Eminem) May 15, 2022
エミネムとケンドリック・ラマーは今年2月にスーパーボウルのハーフタイム・ショーでドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J. ブライジと共に共演している。
ケンドリック・ラマーはアーティストとしてエミネムから影響を受けてきたことを公言しており、2012年発表の『グッド・キッド、マッド・シティー』収録の“Backseat Freestyle”のサード・ヴァースでも彼から影響を受けたアグレシッヴなスタイルを披露している。
ケンドリック・ラマーは2016年の『GQ』のインタヴューでエミネムのアプローチが自身を形成したと説明している。「子どもの頃、エミネムを研究して分かったことがあった。スタジオには入っていたんだけど、それは好奇心だったんだ。音楽への愛もあったけど、好奇心だったんだよ」
「『ザ・マーシャル・マザーズLP』を聴いた日に、どうなっているんだろう?、彼は何をしたんだ?、どうやって言葉をまとめているんだろう?、トラックはどうなっている?、アドリブか?、何だこれは?、スタジオでなんで見なかったんだ?となってね。それで、スタジオで見てみることにしたんだ」
「それで、言葉がどうビートに絡んでいるんだ?、自分がやっていないことは?、自分を夢中にさせているものは?となったんだ。彼は非の打ち所がなかった。ビートから外れる時も非の打ち所がなかった。そうしたことを時間と経験を通して学ばなければならなかったんだ」
新作『ミスター・モラル&ザ・ビッグ・ステッパーズ』は事前のシングルはなく5月13日にリリースされており、アルバムに収録されていないシングル“The Heart Part 5”もリリースされている。2017年発表の『ダム』に続く18曲収録の新作はポーティスヘッドのベス・ギボンズ、ゴーストフェイス・キラー、サンファ、ベイビー・キーム、テイラー・ペイジらが参加している。
ケンドリック・ラマーは今夏から大規模なワールド・ツアーを行うことも発表されている。
アメリカ・ツアーは7月19日からスタートし、UK&ヨーロッパ・ツアーは10月から11月にかけて行われ、ロンドンのO2アリーナ公演は11月7日・8日に行われる。
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