デヴィッド・ボウイはイギリスの国立宇宙センターで今月4公演が新たに行われることが決定している。
『ボウイ:オディティ・トゥ・マーズ』と題された公演は1974年発表のライヴ盤にちなんで名付けられたデヴィッド・ライヴという5人組のトリビュート・バンドがパフォーマンスを披露して、NASAによって提供された映像と国立宇宙センターの独自チームが開発した映像が上映される。
NASAによって提供された映像は360度で上映されるもので、1972年にアポロ計画の最後のミッションとなったアポロ17号で撮影された映像となるという。公演はアポロ計画と同時期のデヴィッド・ボウイのキャリアを振り返るもので、1969年発表の『デヴィッド・ボウイ』から1972年発表の『ジギー・スターダスト』までの作品が演奏される。
公演はイギリスで最大となる国立宇宙センターのパトリック・ムーア・プラネタリウムで5月20日・21日にわたって行われる。
国立宇宙センターのマーケティング部門のマリカ・アンドレスは次のように述べている。「この公演がパンデミック後に初となる大きなイベントになるというのはふさわしいことです。独自チームが開発した素晴らしい映像と共にデヴィッド・ライヴはこのプラネタリウムでデヴィッド・ボウイの音楽に命を吹き込んでくれるでしょう」
先日、デヴィッド・ボウイは遺産管理団体の許可を初めて得た映画『ムーンエイジ・デイドリーム』の詳細が発表されている。本作はカート・コバーンのドキュメンタリー作品『モンタージュ・オブ・ヘック』を手掛けたブレット・モーゲンがデヴィッド・ボウイの過去の何千時間の映像をまとめたものとなっている。
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