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アイス-Tとキッスのジーン・シモンズは元ヘヴィ級王者のマイク・タイソンがマイアミ行きのフライトで乗客を繰り返し殴った事件を受けて、マイク・タイソンを支持することを表明している。

『TMZ』の報道によれば、マイク・タイソンは現地時間4月20日にジェットブルーのフライトで後ろの座席に座っていた乗客から大声で罵声を浴びせられたことで口論に巻き込まれることになったという。『TMZ』が入手した映像では、マイク・タイソンは36歳のメルヴィン・タウンゼントに何度か殴打を繰り出しており、その後、メルヴィン・タウンゼントは流血している。

マイク・タイソンの担当者はマイク・タイソンがマイアミで開催されるベンジンガによるカナビス会議で講演するために飛行機に乗ったが、メルヴィン・タウンゼントは「好戦的」な態度で、言葉で「嫌がらせ」をしただけでなく、「着席中に水のボトルを投げつける」こともしてきたとしている。

サンフランシスコ警察は声明で、事件に関与した2人の人物を逮捕したが、メルヴィン・タウンゼントと思われる人物が「事件について最低限の情報しか提供せず、警察の捜査への協力を拒否した」と発表している。

事件を受けて、複数の有名人がマイク・タイソンを擁護しており、プロ・ボクサーのジェイク・ポールは次のようにツイートしている。「マイク・タイソンのように公の場で罵られるなら、誰かを殴ってもいいという合法的な許可をもらえるべきじゃないか? この世代は何でも許されると思っているんだ」

ジーン・シモンズは「同意するね」とジェイク・ポールを支持することを表明している。アイス-Tは自身の見解を述べており、メルヴィン・タウンゼントについて「キーボードがないことを忘れて」いた「ピエロ野郎」だとして、「昨今の問題は顔を殴られると思っていないことだ」とツイートしている。

続けてアイス-Tはオンラインで言われるようなハイフンで複数繋いだ言葉遣いをされたら、もっと事態は悪くなっていただろうと述べている。「面と向かってそういう類のことを言われたら、俺は牢獄に入っているだろうね」

ポイズンのドラマーであるリッキ・ロケットは「暴力は容認できない」としつつ、「我々の社会は悪口を言っても、それが肉体的なことになったら、訴訟でお金をもらえればいいということを可能にしてしまった」と述べている。

先日、ジーン・シモンズはビヨンセやボノ、ミック・ジャガー、ブルーノ・マーズといったアーティストは自分のよく知られているド派手な衣装を着てパフォーマンスを行うことはできないだろうと断言している。

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