ヴァン・ヘイレンのフロントマンであるデイヴィッド・リー・ロスは報道からその存在が浮上したエディ・ヴァン・ヘイレンの追悼コンサートに言及している。
このコンサートについては元メタリカのベーシストであるジェイソン・ニューステッドが6ヶ月前にヴァン・ヘイレンの追悼ツアーに参加しないかと声を掛けられたと発言したことでその存在が明らかになっている。
ジェイソン・ニューステッドはジャム・セッションをするためにカリフォルニアまで行ったものの、エディ・ヴァン・ヘイレンの伝説の重みを考えて、このプロジェクトには踏み切らなかったと語っている。
「よくもまあできるよね」とジェイソン・ニューステッドは語っている。「超えられる人なんていないし、どうやって敬意を示すんだ。金儲けみたいには見られたくなくて、それですべてが水の泡になったんだ」
その後、同じく参加への声を掛けられたというギタリストのジョー・サトリアーニは、デヴィッド・キンチェンのポッドキャストで「約1年にわたってデイヴィッド・リー・ロスやアレックス・ヴァン・ヘイレンとなにかやろうと話をしてきたんだ。ツアーとか、そういうものをね。エディやヴァン・ヘイレンの伝説に本当に捧げるものにしたかったんだ」と語っている。
こうした報道を受けてヴァン・ヘイレンのファン・アカウントであるヴァン・ヘイレン・ニュース・デスクがデイヴィッド・リー・ロスに接触したところ、彼からは以下のコメントが得られたという。
「自分の考えでは新型コロナウイルスの時代におけるヴァン・ヘイレンにはすべてのポジションに2人が必要となるだろう。ジョー・サトリアーニとスティーヴン・ルカサー、マイケル・アンソニーとジェイソン・ニューステッド、アレックス・ヴァン・ヘイレンとトミー・リー。多分、今、自分の役割を唯一できるのはP!NKくらいなんじゃないかな」
エディ・ヴァン・ヘイレンは咽頭ガンのために2020年10月6日に亡くなっている。当時、AC/DC、キッス、ミューズ、パール・ジャムらが追悼の意を表している。
トリビュート・バンドやトリビュート・ツアーについてはこれまでも話題に上ってきており、息子のウォルフガング・ヴァン・ヘイレンはトリビュート・コンサートについて「絶対に開催されるべきだ」としつつも「直近の計画ではない」と語っていた。
エディ・ヴァン・ヘイレンについては昨年10月に故郷であるカリフォルニア州パサデナでは記念の銅像が公開されている。
「バンドのパサデナとの繋がりを考えるにパサデナ・シヴィック・オーディトリアムの外が適切な場所だと一致しました」とパサデナのスポークスパーソンのリサ・ダーデリアンは語っている。
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