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キッスのジーン・シモンズはビヨンセやボノ、ミック・ジャガー、ブルーノ・マーズといったアーティストは自分のよく知られているド派手な衣装を着てパフォーマンスを行うことはできないだろうと断言している。

『エンタテインメント・トゥナイト』のロング・インタヴューで72歳のジーン・シモンズはデビューしてから50年以上が経つが、自身のパフォーマーとしての能力を維持するのに不可欠な要素はフィットネスだと語っている。「かなり頑張ってやっているんだ」とジーン・シモンズはジャーナリストのケヴィン・フレイザーに語っており、バンドは「ドラッグや酒やタバコといった、くだらないロックンロールにまつわるものはまったくない」状態を謳歌しているという。

彼は次のように続けている。「ほぼ毎日、妻のシャロンとハイキングをやっていて、1日3〜5マイルを歩くんだけど、これを続けるのは大変なんだ」

ジーン・シモンズはこの厳しい運動習慣と50年にわたる経験のおかげで複雑でシアトリカルな衣装を着ながらのパフォーマンスができていると語っている。「理解してほしいのは、自分はミック・ジャガーもブルーノ・マーズもボノもみんな好きだし、素晴らしいと思うよ。でも、ビヨンセが自分の衣装を着て、重量がボーリング球くらいある、7〜8インチの上げ底のドラゴン・ブーツを履いたとしてみようよ」

「スタッズやレザー、アーマーなんかを含めて衣装全体で40ポンド(約18kg)あるんだ。ギターとスタッズも12ポンド(約5.5kg)ある。それで火を吹いて。空を飛びながら、2時間もやるんだぜ。他の奴らだったら30分で気を失うよ」

ジーン・シモンズはキッスについて「最も懸命に働いているバンド」であり、約50年間の期間が終わろうとしていることを考えると、そのことが「誇りに思える」と語っている。キッスは現在、最後のワールド・ツアーが控えており、11月にはキッス・クルーズの一環で最後のライヴが予定されている。

なぜ今がキッスのライヴの最後にふさわしいと思ったのかと訊かれて、ジーン・シモンズは次のように答えている。「一番嫌なのは、あまりにもリングにい過ぎて、負けてしまうことでさ。チャンピオンのうちにリングを去るべきなんだよ」

彼は次のように続けている。「プライドを持って、あまり長居はしてはいけないんだよ。常に求められているうちにね。ガールフレンドよりもメイクアップして、高いヒールを履いたバンドにいられたことは最も恵まれた有り難い男だと思うね」

キッスは今年のダウンロード・フェスティバル、ロックヴィル、ラウダー・ザン・ライフ・フェスティバルにも出演することが決定している。

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