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AC/DCは大音量で聴きながら医療手術をするとより早く正確になるという調査報告が提出されている。

ドイツのハイデルベルク大学は音楽のジャンルとボリュームが腹腔鏡手術に与える影響を検証する研究を行っている。これはザ・ビートルズのようなソフトなロックやAC/DCのようなハード・ロックを流しながら手術を行うもので、それぞれの音楽で音量を変えながら手術の正確さとスピードを測定するものとなっている。

研究の結果、AC/DCを流しながら手術した外科医のほうがより速く、より正確であったことが明らかになっている。具体的には、精密なカットに必要な時間が236秒から139秒に短縮され、精度も5%向上している。

一方、ザ・ビートルズの“Let It Be”や“Hey Jude”でも執刀は速くなったが、小さいボリュームの時に限られていたという。大きいボリュームの時はその効果が失われることになった。

「私たちの結果が示すのはソフトなロックもハード・ロックも手術のパフォーマンスを向上させるということです」と研究員のクイ・ヤングは語っている。「ハード・ロックに関しては大音量でかけている時に特に顕著な効果が見られました。リズムの強い音楽はパフォーマンスを向上させるスピードを維持させるテンポを提供してくれると言えると思います」

昨年、イギリス王室のウィリアム王子はAC/DCのファンであることを明かして、1990年発表のヒット曲“Thunderstruck”からエネルギーをもらっていることを明かしている。

ウィリアム王子はポッドキャストでモーニング・ルーティンについてロックンロールで始めるのが好きだと語っている。「週末を経て、ちょっと疲れた目をして週の仕事に戻ろうとしている月曜日の朝は、AC/DCの“Thunderstruck”を聴く以上のことはないね」

「これまでに何度も聴いてきたけど、初めて聴いた時は『月曜日の朝にしてはヘヴィかな』と思ったけど、今は月曜日の朝にとって最高の強壮剤だと思っているんだ。目を覚まさせてくれるし、その週を最高の気分にしてくれる。誰に対しても何に対しても挑戦できる感じになるんだよね」

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