Andy Ford/NME

Photo: Andy Ford/NME

今年8月に8曲入りのミニ・アルバム『アナザー・ワン』をリリースしたマック・デマルコが“White Christmas”のカヴァー音源を公開している。

『アナザー・ワン』は、カナダ出身のシンガーソングライターのマック・デマルコにとって、2014年リリースの『サラダ・デイズ』に続く作品となる。マック・デマルコは今年9曲入りのインストゥルメンタル・アルバム『サム・アザー・ワンズ』もリリースしている。

“White Christmas”のカヴァー音源はこちらから。

マック・デマルコは2014年にリリースした『サラダ・デイズ』が、『NME』の選ぶ昨年のアルバム・オブ・ザ・イヤーで2位に選出されている。

昨年、マック・デマルコは、サード・アルバム『サラダ・デイズ』のレコーディングが「ちょっとイヤな奴」だったのをやめさせてくれたと語っている。2012年発表のセカンド・アルバムとサード・アルバムの間の変化について、ツアーが大きなインスピレーションになったことを語っている。「昔はフラストレーションを感じるなんてことなかったんだけど、今回は、『ツアーは本当に素晴らしいけど、あれはアルコールによって静かに僕を殺していく。本当に正気じゃない』と思ったんだ」

こうした感情を理性でもって、どうやってアップビートの楽曲に乗せていくかを説明していくなかで、そうした作業が「スランプから抜け出させてくれた」とマック・デマルコは語っている。「このレコードは、自分自身を奮い立たせることが目的だったんだ。僕にとってはね。感じたことをすべて詰め込むことで、スランプから抜け出させてくれたんだ」。さらに、こう続けている。「僕って不満を言う時はいつもこんな感じだったんだ。『あーあ、疲れた』って。だけど、曲の途中でサビに入るように、今は『ゲス野郎はだまってて。君はライヴをやって世界を回ることができるんだから!』って感じなんだよね。僕は、ちょっとイヤな奴でいるのをやめることにしたんだ」

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