ミューズはニュー・アルバム『ウィル・オブ・ザ・ピープル』をリリースすることを発表して、新曲“Compliance”を公開している。
ミューズは2018年発表の『シミュレーション・セオリー』以来となる新作からの最初の楽曲“Won’t Stand Down”を今年1月にリリースしてシーンに復帰を果たしている。
ミューズはニュー・アルバム『ウィル・オブ・ザ・ピープル』を8月26日にリリースすることを発表している。ロサンゼルスとロンドンでレコーディングされた本作はミューズ自身によるプロデュースで、マシュー・ベラミーは「世の中で高まる不確実性や不安定性に影響を受けている」と説明している。
「パンデミック、ヨーロッパの新たな戦争、大規模な抗議活動や暴動、内乱未遂、欧米の民主主義の揺らぎ、権威主義の台頭、山火事や自然災害、そして世界秩序の不安定化。そういったこと全てが『ウィル・オブ・ザ・ピープル』の世界観を特徴づけている」
「今は西側の王国にいる僕たち全員にとって不安で恐ろしい時代だ。そして僕たちを長い間育んできてくれた自然界は正真正銘の脅威にさらされている。このアルバムはそれらの恐怖や、次にやってくるものへの準備をパーソナルな形で切り抜けていく作品なんだ」
ミューズはジェレミ・デュランが監督した“Compliance”のミュージック・ビデオを公開している。
「この曲は権威主義的なルールに服従して、排他的な集団に受け容れられるために偽りの中に安住することを歌っているんだ。脆弱な時代には、ギャング、政府、虚偽情報、ソーシャル・メディアのアルゴリズム、宗教が僕たちを誘惑して、独断的な規則や歪んだアイディアを作って従わせる。そういった連中は気分が安らぐような神話を売りつけたり、真実を説明できるのは自分たちだけだと言ってきたりしながら、同時に僕たちの自由、自主性、そして独立的な考え方を抑えつける」
「僕たちは単に強制されるだけじゃなくて、やつらが選んだ部外者たちに対して日々憎悪を向けさせられ、僕たち自身の理性や思いやりといった心の声には目をつむるように、追い詰められ、怯えさせ、統制される」
ミューズはルイス・キャパルディとカサビアンと共にワイト島フェスティバルのヘッドライナーを務めることが決定している。
ミューズはベルリンのテンペルホーフ・サウンズとマドリッドのマッド・クール・フェスティバルに出演することも決定している。
新作のトラックリストは以下の通り。
1. Will Of The People / ウィル・オブ・ザ・ピープル
2. Compliance / コンプライアンス
3. Liberation / リベレイション
4. Won’t Stand Down / ウォント・スタンド・ダウン
5. Ghosts (How Can I Move On) / ゴースツ(ハウ・キャン・アイ・ムーヴ・オン)
6. You Make Me Feel Like It’s Halloween / ユー・メイク・ミー・フィール・ライク・イッツ・ハロウィーン
7. Kill Or Be Killed / キル・オア・ビー・キルド
8. Verona / ヴェローナ
9. Euphoria / ユーフォリア
10. We Are Fucking Fucked / ウィ・アー・ファッキング・ファックト
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