スポティファイは世界的に有名なFCバルセロナと画期的なスポンサー契約を結んだことが明らかになっている。
先月、スポティファイとFCバルセロナは2億3700万ポンド(約365億円)の契約に近づいていることが明らかになっていた。昨年9月、FCバルセロナは10億ポンド(約1540億円)以上の負債があることを発表していた。
今夏末に開幕する来シーズンからFCバルセロナの本拠地はスポティファイ・ノウ・カンプと改名され、スタジアムにスポンサーの名前が付けられるのは初めてとなる。試合やトレーニング・ウェアにもスポティファイの名前が入ることになる。
2006年までユニフォームに名前を入れることもなかったFCバルセロナにとってスタジアムに名前が付くのは初の歴史的瞬間となっている。
今回の契約については「音楽とサッカーの世界を結びつけるクラブにとって初めてのパートナーシップ」であり、「象徴的なユニフォームが世界中のアーティストを祝福するスペースになる機会を生み出すべく、両者が協力していきます」と評されている。
We’re partnering with @Spotify to bring football and music together like you’ve never seen before ?
— FC Barcelona (@FCBarcelona) March 15, 2022
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は次のように述べている。「スポティファイのような世界的に認知されている企業と画期的な提携を発表できることを非常に誇りに思います」
「このパートナーシップはクラブとファンとの距離を縮め、独自の体験を通してバルセロナのファミリーと感じさせてくれるものになるでしょう。エンタテインメントとフットボールの活動を融合して、世界中の新たなオーディエンスと繋がることができるようになります」
「これから始める新しい時代に歩みを進め、バルセロナを一線を画する存在にする革新的なキャラクターと一貫した卓越性の追求を再び示し、世界でも唯一無二のクラブにしていく共同体です」
スポティファイのアレックス・ノーストロムは次のように続けている。「7月からコラボレーションによって新たになったスポティファイ・カンプ・ノウでアーティスト、選手、ファンにグローバルなステージを提供していきます」
スポティファイは独占配信のポッドキャスト『ジョー・ローガン・エクスペリエンス』で新型コロナウイルスのワクチンに関する誤情報を広げているとして物議を醸している。ポッドキャストでは人種差別的な言葉も使われており、スポティファイは多くのエピソードを削除している。
ニール・ヤングはスポティファイから音源を取り下げており、ジョニ・ミッチェル、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュもそれに続いている。ニール・ヤングはスポティファイの社員に向けて次のように語っている。「ダニエル・エクは大きな問題だと言っておきます。ジョー・ローガンではありません。ダニエル・エクが糸を引いているのです。魂を食われてしまう前にその場所を抜け出してください。ダニエル・エクが示している唯一のゴールは数字です。アートやクリエイティヴィティではありません」
ニール・ヤングの音源が削除されたことでスポティファイは20億ドル(約2300億円)以上の市場価値を失ったとも報じられている。スポティファイは関連するポッドキャストに新型コロナウイルスのコンテンツ・アドバイザリーを追加することを発表している。
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