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レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーは現地時間3月9日のロサンゼルス公演でニック・ケイヴとウォーレン・エリスと共演して、“We No Who U R”を披露している。

2度目のアンコールでニック・ケイヴとウォーレン・エリスと共演したフリーは2012年発表のニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズのアルバム『プッシュ・ザ・スカイ・アウェイ』の冒頭を飾る“We No Who U R”を披露している。ニック・ケイヴとウォーレン・エリスは昨年発表の『カーニッジ』を引っ提げたツアーを行っており、“We No Who U R”がライヴで披露されたのは7年ぶりとなっている。

フリーは自身のトリッキーなスタイルを披露して、演奏の最後ではニック・ケイヴとウォーレン・エリスと抱き合っている。

観客が撮影した映像はこちらから。

ウォーレン・エリスはフリーと2人で撮影した写真をインスタグラムに投稿しており、次のように述べている。「フリー、美しいブラザーだ。僕とニックでロサンゼルスの今夜のステージに君を迎えられて素晴らしかったよ。ステージで君から注がれるソウルを感じることができたんだ」

ウォーレン・エリスとフリーはこれまでも共演歴があり、2014年にパリではフル・コンサートも行っているが、ニック・ケイヴとレッド・ホット・チリ・ペッパーズには因縁があることで知られている。

『ガーディアン』紙の『ステイディアム・アーケイディアム』評でも引用されたが、ニック・ケイヴは2004年に「僕はいつもステレオのそばで『このゴミは何だ?』と言うんだ。その答えは常にレッド・ホット・チリ・ペッパーズなんだよ」と語ったとされている。しかし、フリーはこの批判も意に介してないようだ。

フリーはこの批判について次のように述べている。「ニック・ケイヴのことは大好きだから、一瞬傷ついたよ。彼のレコードはすべて持っているからね。でも、ニック・ケイヴが俺たちのバンドを嫌いでも気にしないよ。彼の音楽は自分にとっては大切で、大好きなソングライターであり、シンガーであり、ミュージシャンの一人なんだ。でも、ちょっとの間は傷ついただけだった。俺の愛はそれよりも大きいからね。彼がダサいと思っても問題ないよ」

フリーは2011年の『ガーディアン』紙のインタヴューでもその心境を語っている。「創造性とは満ち欠けなんだ。僕らは非常にラッキーだよね。大金を稼いで、ビーチに座ってブリトーを食べていられるんだからね。お互いに腹を立てている時でさえ、一つの部屋で仕事をしてきた」

「イーゴリ・ストラヴィンスキーは毎日ピアノの前に座っていたらしい。ひどい曲で、妻が延々と喋ることもあったようだけど、彼は座り続けた。ニック・ケイヴも同じだよ。存命している最高のソングライターでも働くんだ。毎日ね。それが僕らもやっていることなんだ」

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