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ニルヴァーナはバンドを象徴しているスマイリー・フェイスのデザインを巡る裁判で異議を申し立てている。

スマイリー・フェイスはマーク・ジェイコブスのTシャツのデザインが類似しているとして2018年からバンドとファッション・ブランドの間で訴訟が行われてきた。

それを受けて『ネヴァーマインド』のアートワークを手掛けたグラフィック・デザイナーのロバート・フィッシャーはあのスマイリー・フェイスのデザインを生み出したのは自分だと主張しており、ロバート・フィッシャーの弁護士は「黙示の許諾」で使われてきたもので著作権を所有していると主張している。

今回、ニルヴァーナの弁護士は現地時間1月24日にロバート・フィッシャーに反論する申し立てを提出している。

ニルヴァーナ側はスマイリー・フェイスのデザインについて1991年にカート・コバーンが制作し、その2年後に著作権登録したもので、100%バンドに所有権があると反論している。弁護士は次のように続けている。「デザインが生み出されてから30年間にわたってニルヴァーナはそこから利益を得てきましたが、ロバート・フィッシャーは一度もその所有権を主張したことはありませんでした」

ゲフィン・レコードにデザイナーとして務めていたロバート・フィッシャーは2020年にレーベルがニルヴァーナと契約するという時点で既にバンドのファンだったとして、自らニルヴァーナのデザインを申し出たと主張していた。

ロバート・フィッシャーは赤子がプールで紙幣を掴もうとするアルバム・ジャケットも含めてバンドとコラボレーションを行ってきたことで、「グラフィック・デザインの分野ではほぼすべてを担当する人間」になっていたと述べている。

スマイリー・フェイスが生まれたのは1991年の中旬にバンドのマーチャンダイズのためのデザインを依頼された時のことで、「アシッド・カルチャーが全盛だった自身が大学の最終学年の頃によく書いていたスマイリー・フェイスをいろいろ試し始めた」としており、目をバツにして、舌を横に出すデザインにすることにしたと主張している。

先日、ニルヴァーナはカート・コバーンの55回目の誕生日に際して来月NFTが売りに出されることが決定している。

NFTは2月20日に売りに出されるとのことで、1991年の未発表ライヴ写真で作られたものとなっている。

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