ニール・ヤングはスポティファイから音源を削除する要請が受け入れられたことを受けて2つの声明を発表している。
声明の一つは「スポティファイ:イン・ザ・ネーム・オブ・トゥルース」、もう一つは「サンクス・フォー・スタンディング・ウィズ・ミー」と題されており、ニール・ヤング・アーカイヴスのサイトに掲載されている。
その中でニール・ヤングはスポティファイから音源を削除する作業を手助けした音楽出版社のヒプノシスやレーベルのワーナー/リプリーズに感謝している。
最初の声明でニール・ヤングは自身の決意をレーベルに伝える前に「自身の法的権限」ではカタログを「コントロールできない」ことを痛感したと述べている。
「とにかく離れたいと発表してしまったんだ。私には分かっていたからね」と彼は述べている。「私の判断を支持してくれた協力的な素晴らしいレコード会社には感謝したいよ」
ニール・ヤングは続けてスポティファイから音源を削除することでストリーミングでの収入のうちの約60%を失うことになると述べている。これはレーベルにとって「大きな損失」であることを認め、「スポティファイでの新型コロナウイルスについての誤報が世界にもたらす脅威を認識してくれた」ワーナー/リプリーズに感謝している。
「真実の名の下に世界全体のストリーミング収入の60%を失うにもかかわらず、私を支持してくれて損失を受け入れてくれたワーナー・ブラザースに感謝するよ」
二つ目の声明では一つ目の声明に引き続き、2021年から契約しているヒプノシス、80年代にゲフィンと契約していた頃の5枚のアルバムを管理しているユニバーサル・ミュージックへの感謝を伝えている。
「支持してくれたことが本当に嬉しいよ」とニール・ヤングはヒプノシスについて述べている。「個人的にもマーク・マキュリアディスとヒプノシスには支持してくれたことに感謝したい。費用的な負担のかかる試みだが、誠実さと信念のための価値があるんだ」
ニール・ヤングはユニバーサルの取締役であるミシェル・アンソニーとブルース・レズニコフの「良心」にも感謝している。「みなさんの手助けと支援を本当にありがたく思っているよ」
ニール・ヤングはジョー・ローガンと独占契約しているスポティファイへの抗議として音源を削除する意向を表明していた。
「スポティファイがワクチンに関する誤った情報を拡散しているから、そうすることにしたんだ」とニール・ヤングは当時述べている。「ジョー・ローガンか、ニール・ヤングかということなんだ。共存はないんだ」
スポティファイはニール・ヤングの意向を受けて「遺憾に思う」として、「早く彼が戻ってきれくれることを願っています」と述べている。
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