ミート・ローフ、アンドルー王子を堀に突き落とそうとした逸話が話題に

Photo: GETTY

ミート・ローフは訃報を受けてヨーク公爵アンドルー王子を堀に突き落とそうとした逸話が話題となっている。

本名をマーヴィン・リー・アーディーというミート・ローフは公式フェイスブックの投稿で現地時間1月20日に亡くなったことが発表されている。死因については明らかになっていない。

訃報を受けてエンタテインメント業界から多くの追悼の声が寄せられる中、1987年放送の『ザ・グランド・ノックアウト・トーナメント』に出演した際にミート・ローフがアンドルー王子に対して堀に突き落としてやると脅した逸話が注目を集めている。

『ザ・グランド・ノックアウト・トーナメント』はアルトン・タワーズの湖畔で撮影された1回限りのチャリティ番組で、イギリス王室の人物がキャプテンを務める4チームに有名人が分かれて、各種ゲームで争うものとなっていた。そのうちの一つは巨大な野菜の被り物をして、お互いにハムを投げ合うものとなっている。

ミート・ローフはファーギーの愛称で知られるヨーク公爵夫人セーラのチームで、セーラ・ファーガソンを巡ってミート・ローフとアンドルー王子には緊張関係が生まれている。

2003年の『ガーディアン』紙のインタヴューでミート・ローフはこの番組について語っている。「すごく楽しかったよ。素晴らしい時間だったね。ファーギーが自分といちゃつくことはなかったけど、僕にかまっていてくれていたんだ。間違っているかもしれないけど、アンドルー王子は少し嫉妬していたんじゃないかな」

彼は次のように続けている。「彼が僕を堀に落とそうとしてきたから、振り返って彼をつかんだら、『触るな。王室の人間だぞ』と言ってきたから、『お前が堀に落とそうとしてきたんだろ。お前が誰かなんか関係ない。お前を堀に落としてやる』と言ったんだ」

インタヴューでミート・ローフはエリザベス女王についても語り、一言「エリザベス女王は僕のことを嫌いなんじゃないかな」と述べている。

『ザ・グランド・ノックアウト・トーナメント』にはクリフ・リチャード、トーヤ・ウィルコックス、ジョン・トラヴォルタ、エディ・グラント、ジョン・クリーズ、アンネカ・ライス、クリス・デ・バー、ゲーリー・リネカー、ジョージ・レーゼンビーらが出演している。

ヨーク公爵アンドルー王子はジェフリー・エプスタインに強要されたヴァージニア・ジュフレと児童買春を行った容疑に問われている。アンドルー王子は彼女が10代の時に「性的虐待と暴行」を行った疑いが持ちかけられている。

16歳の時に初めて売春を行って以来、ヴァージニア・ジュフレは3度にわたってアンドルー王子と関係を持ったと主張している。アンドルー王子はすべての疑惑を否定している。

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