ジェイク・バグがビースティ・ボーイズのマイク・Dとニュー・アルバムを制作中であることを明らかにした。
ジェイク・バグは金曜日(7月3日)、ロンドンで行われたシルヴァー・クレフ・アワードの授賞式に出席して、明らかにしている。
シルヴァー・クレフ・アワードは1976年に始まったもので、音楽療法を行う慈善団体、ノードフ・ロビンズの資金集めを目的としている。この団体は自閉症、認知症、うつ病、身体的障がい者や学習障害のある人のために活動しており、これまでに850万ポンド(約16.2億円)の資金が集められている。
授賞式に出席したジェイク・バグは『BBC』の取材にこう語っている。「ニュー・アルバムをロサンゼルスでビースティ・ボーイズのマイク・Dと作ってるんだ。凄くクールな人だよ」
ヒップホップ・スターと仕事をすることについてどう思うか聞かれると、「自分のアイディアを誰かにぶつけてみて、それに意見してもらうっていうのはいいよね。マイク・Dがクールだと言えば、クールだってことなんだ。未発表のビースティ・ボーイズのミックステープも聴かせてもらったりしたよ」
ジェイク・バグは最近、新しい作品は前作よりも「ダーク」なものになると明かしている。
なお、2月に『NME』に語ったときには、「前作とは違って、もっとダークな曲もあるし、あんまりテンポの速い曲はないんだけど、これから作るかもしれない。歌詞の内容は違うものになるね、僕の経験したことのないことについてだから。ちょっとダークになると思うよ」と話していた。
ジェイク・バグは、セルフ・タイトルの2012年のデビュー・アルバム『ジェイク・バグ』と去年の『シャングリ・ラ』の他には新曲を発表していないが、ウォルヴァーハンプトン・シビックホールでの2014年10月に行われたライヴでは新曲を2曲披露している。
一方、ビースティ・ボーイズは、MCAことアダム・ヤウクが2012年に逝去したことを受け、今後、ビースティ・ボーイズとしてのライヴを行う予定がないことを明言している。
このニュースは、残る2人のメンバー、マイク・ダイヤモンド(マイクD)とアダム・ホロヴィッツ(アドロック)が最近、ビースティ・ボーイズのサブ・フレーズとして「live performances by a musical group(ミュージック・グループによるライヴ・パフォーマンス)」を米国特許商標庁に商標出願したことが発端となっている。
このフレーズを出願したことで、一部のファンの間でマイクDとアドロックが復活ライヴを計画しているのではないかと憶測が流れていた。しかし『ピッチフォーク』に彼らの代理人が語ったところによると、「彼らはアダム・ヤウクなしで二度とライヴを行う気はない」としている。
アダム・ホロヴィッツはアダム・ヤウクの死を受け、今後ビースティ・ボーイズとして新曲を作る予定はないとすでに明確にしていた。しかしながら、この発表によって、将来またグループのライヴを見られる日が来るのではという希望は完全に打ち砕かれることになった。
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