スライ&ロビーのロビー・シェイクスピアが亡くなった。享年68歳だった。
『ジャマイカ・グリーナー』紙によれば、ロビー・シェイクスピアは先日、腎臓に関連する手術を行っており、フロリダの病院に入院していた。
それぞれ別のバンドで活動していたスライ・ダンバーとロビー・シェイクスピアは70年代中盤にスライ&ロビーを結成している。レゲエのプロダクションをきっかけに他のアーティストのプロデュースを始めた2人はマイティ・ダイアモンズによる1976年発表のアルバム『ライト・タイム』でのクレジットがブレイクのきっかけとなっている。
スライ&ロビーは数十年にわたって無数のアーティストと仕事をしてきており、ボブ・ディランやグレイス・ジョーンズの複数のアルバムに参加している。ボブ・マーリー、マドンナ、ブリトニー・スピアーズ、ミック・ジャガーのプロデュースやリミックスを手掛けて、ノー・ダウトによる2001年発表のヒット曲“Hey Baby”もプロデュースしている。
キャリアを通してスライ&ロビーは自身名義のアルバムもリリースしており、2019年発表の『ザ・ファイナル・バトル』はグラミー賞の最優秀レゲエ賞にノミネートされている。
ジャマイカの首相であるアンドリュー・ホルネスは次のように追悼の意を表している。「伝説的なベーシストであるロビー・シェイクスピアはボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラー、U・ロイ、カルチャー、バーニング・スピアーといった大物を含む様々なレゲエ・アーティストのアルバムをレコーディング/プロデュースする上で重要な役割を果たしてきました」
「レゲエのベースということで言えば、ロビー・シェイクスピアほど影響を与えた人はいないでしょう。音楽業界とジャマイカ文化への優れた功績で彼は記憶されることになるでしょう。安らかに」
(3/3) When it comes to Reggae bass playing, no one comes close to having the influence of Robbie Shakespeare. He will be remembered for his sterling contribution to the music industry and Jamaica’s culture. May his soul Rest In Peace.
— Andrew Holness (@AndrewHolnessJM) December 8, 2021
ジャマイカの大臣であるオリヴィア・グランジは次のように述べている。「友人にしてブラザーである伝説的なベーシストのロビー・シェイクスピアが亡くなったと聞いて、悲しみと衝撃を覚えています」
「スライ&ロビーはベースとドラムを最高のレベルで演奏し、自国のアーティストのためにも、国際的なアーティストのためにも、自分たちのためにも音楽を制作してきました」
「ロビーの死は国内外の音楽業界で偲ばれ、大変惜しまれることになるでしょう」
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