フランク・オーシャンは41歳で亡くなったファッション・デザイナーにしてDJのヴァージル・アブローに追悼の意を表している。
インスタグラムのストーリーでフランク・オーシャンはガンとひそかに闘っていたヴァージル・アブローと交わした会話を振り返っている。
「2018年だったとおもうんだけど、彼に電話をして、どうやって1年の間に何百もの公演をやって、複数のファッション・コレクションを手掛け、父親と夫を務め、みんなのメールに絵文字と情熱と励ましを添えて返事をするなんてことをいとも簡単そうにできるのと訊いたんだ」
「なんて答えてくれたかは覚えていないけど、いずれにしても名言だった」とフランク・オーシャンは続けている。「彼は常にすごいことを言ってくれるんだけど、彼の答えの要点は自分の生活それ自体と自分のレベルを最大限まで引き出してくれる生活に興味があるというのものだった。今日ではそれも不可能になってしまったけど、彼は超越してしまったんだ」
ヴァージル・アブローに寄せた文章の中でフランク・オーシャンは昨年交通事故で亡くなってしまった弟のライアンに言及している。
「ライアンがプロムに行く時にルイ・ヴィトンの君のコレクションからのものをあげたんだけど、すごく喜んでいたよ。脱ごうとしなかったね」
「弟が亡くなった時、何も言わなかったけど、それはあまりに大きかったからなんだ。彼はあなたのことが大好きで、憧れていた。彼はファッション・スクールに通っていて、デザイナーになろうとしていたんだ」
フランク・オーシャンは2016年発表の『ブロンド』から宝飾品ブランドのホーマーまでヴァージル・アブローから助けをもらっていたとも述べている。
「2016年にマイアミに行った時、君がビーチでDJをやっていて“White Ferrari”をかけたんだ。ドラムもない曲なのにね。そしたらシンガロングが始まったんだ」と彼は述べている。「デモを聴かせたり、ホーマーの物を見せたりしてもあなたは僕を励ましてくれたんだ」
フランク・オーシャンは次のように締めくくっている。「君が僕の家族を誇りに思ってくれたように、僕の家族も君のことを誇りに思っているよ」
「悲しみとは表現できない愛を表現しようとすることだ。愛しているよ。君はヒーローだった」
カニエ・ウェストもサンデー・サービスでヴァージル・アブローに追悼の意を表しており、“Easy On Me”を彼に捧げている。
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