クイーンのフレディ・マーキュリーがエイズを公開したことについてナショナル・エイズ・トラストは「文化面で試金石となる瞬間」だったと述べている。
クイーンは30年前の11月24日に亡くなっており、亡くなる前日に自身がエイズであることを正式に発表している。
生前にエイズであることを公表したことについてナショナル・エイズ・トラストのデボラ・ゴールドは次のように語っている。「亡くなる直前に彼はエイズを患っていることを公表しました。あのようなことがあっても、それを別のことに使うことができるのです」
彼女は次のように続けている。「文化面で試金石となる瞬間でした。認知を向上させ、人々にエイズの存在がまだ続いていること、自分を守るために必要なことを思い出させてくれます」
デボラ・ゴールドはクイーンの残りのメンバーがフレディ・マーキュリーの死を受けてエイズを防ぐための世界的な活動を行っていることについて語っている。
「悲しく動揺する状況だと受け止めることもできるわけですが、そこからの学びを利用して変化を起こそうとしたのです」
フレディ・マーキュリーの死から30年となることを受けてBBC 2ではフレディ・マーキュリーの末期を追ったドキュメンタリーが11月27日に放送されることが決定している。
『フレディ・マーキュリー:ザ・ファイナル・アクト』はフレディ・マーキュリーの最後のライヴからエイズの合併症による1991年11月の死、1992年4月20日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたトリビュート・コンサートまでを追ったものとなっている。
このドキュメンタリー作品にはクイーンのメンバーであるブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、フレディの妹のカシミラ・バルサラ、友人のアニータ・ドブソン、デヴィッド・ウィッグ、パーソナル・アシスタントのピーター・フリーストーンが出演している。
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