スリップノットのコリィ・テイラーは新たなインタヴューで一番好きなABBAの曲について語り、ABBAの曲を聴きながら育ったことについて振り返っている。
ABBAは11月5日に40年ぶりとなるニュー・アルバム『ヴォヤージ』をリリースすることが決定している。
『ニューヨーク・タイムズ』紙のインタヴューでコリィ・テイラーは子どもの頃に初めてABBAを聴いた時のことを振り返っている。「70年代に子ども時代を過ごしてきたわけだけど、いろんなところで変わった音楽の融合があったんだ」と彼は語っている。「エルヴィスも聴いていたし、モータウンも聴いていたし、変わったディスコも聴いていた」
「そうしたものを通して初めてABBAの音楽を聴いたのを覚えているよ。ずっと色褪せず、他のものとは明らかに違っているんだ。全方位の豊かなプロダクションがサウンドをビッグにしているんだ。ABBAには4人しかいないけど、1000人でレコーディングしたような感じなんだ。数字じゃないんだよね」
コリィ・テイラーは一番好きなABBAの曲について1978年発表の“Take A Chance On Me”を挙げている。「その並びが気に入っているんだ。最初の部分が曲全体のトーンを決めているよね。変わったグレゴリオ聖歌のように始まって、そこにヨーロッパ的なプロダクションが入ってくるんだ」
「転調も美しいしね。あれに惹きつけられるんだ。メジャーとマイナーの間を行ったり来たりするんだ。あの切ない感じが好きなんだ。かけた途端にいいムードになるんだよ」
ABBAは新作『ヴォヤージ』をリリースし、2022年にロンドンのクイーン・エリザベス・オリンピック・パークに独自に建造されたアリーナで「革新的な」コンサートを行うことが決定している。
ABBAは元クラクソンズのジェイムズ・ライトンやリトル・ブーツが参加した10人編成のバンドでライヴを行うことが決定している。
また、ABBAは先日、1970年代の全盛期に母国のスウェーデンでは進歩的な音楽の「敵」と見られていたと語っている。
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