マイケル・ジャクソンが1982年に発表したアルバム『スリラー』が、全米レコード協会によってアメリカでのセールスが3000万枚を突破したことが発表されている。
クインシー・ジョーンズとマイケル・ジャクソンがプロデュースを手がけた歴史的名作『スリラー』は、1982年11月30日の発売以来、かつてどのアルバムも成し得なかったグラミー賞8部門受賞という新記録を達成するなど様々な賞を受賞し、全世界トータルで1億5千万枚以上のセールスを記録している。『スリラー』はビルボードのアルバム・チャートに2年半近く登場し続け、37週にわたり1位を記録し、その記録は現在も破られていない。
全米レコード協会会長兼CEOのケアリー・シャーマンは「RIAAは音楽業界を代表し、ゴールドおよびプラチナ・アルバムの認定を60年間続けてきましたが、ひとりのアーティストが30×プラチナの境地に達したのは今回が史上初めてのことです。ゴールド&プラチナ・アルバムの歴史に残る唯一無二のステイタスを祝福できて光栄です。私たちの心や音楽史における『スリラー』の不朽の地位に対する、何とたぐいまれな成果の証であることでしょう」と語っている。
エピック・レコーズ会長兼CEOのL.A.リードはこう語っている。「マイケル・ジャクソンがひとえに史上最高にして最大のアーティストであることは火を見るより明らかです。彼はチャート上のヒットや売上の統計が驚異的であるだけでなく、この世のものとは思えないほど純粋な音楽性の持ち主でした。『スリラー』は画期的かつ衝撃的な作品でした……完成の域そのものだったのです。マイケルがエピック・レコーズの核心にいることは私にとってこの上ない誇りです。彼はいつまでも唯一無二のキング・オブ・ポップであり続けることでしょう」
マイケル・ジャクソンの遺産管理を務めるジョン・ブランカとジョン・マクレインはこう語っている。「1億枚を超えるセールスを上げ、そして今もなお売れ続けている。『スリラー』のような現象は他にありません。マイケルはそのクリエイティヴィティを思う存分発揮し、感情の深みを探索し、音の革新の限界を押し広げました。そのプロセスの中で音楽業界の壊滅的な障壁を突破し、自身の音楽を通じて文字通り世界をひとつにしたのです。マイケル・ジャクソンの音楽によって活気付けられなかった場所などこの惑星には存在しません。『スリラー』はリリースから30年を経ても啓示的であり続けているのです」
このアルバムからは7曲がトップ10シングルとなり、“Beat It”と“Billie Jean”が1位となっている。
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