デイヴ・グロールは自身のブログ「デイヴズ・トゥルー・ストーリー」で存命しているザ・ビートルズのメンバーであるポール・マッカートニーとリンゴ・スターに初めて会った時のことを振り返っている。
パンデミック時のインスタグラムの投稿から派生したこのブログの最新回は「(神々のいる)ヴァルハラ城への入城」と題されており、2002年に初めてポール・マッカートニーとリンゴ・スターに会った時のことを振り返るものとなっている。
デイヴ・グロールはウェンブリー・アリーナでフー・ファイターズの公演を行った後にジョージ・ハリスンの息子のダーニ・ハリスンから父親の追悼公演に誘われたという。
約1週間後の11月29日に行われた追悼公演「コンサート・フォー・ジョージ」にはエリック・クラプトン、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ、ラヴィ・シャンカール、ELOのジェフ・リン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターらが参加していた。バックステージに連れて行かれたデイヴ・グロールは「目の端でポール・マッカートニーを捉えていた。友人と喋っていたけれど、見られずにはいられなかった」と述べている。
「そこから起こったことはずっと曖昧なままなんだ。ポールと自分がどうやって紹介されたかは思い出せない。何を喋ったかも、どれくらい喋ったかも覚えていない。ただ、『これまで起こった最もすごいことではありません』ってな顔をできるだけして、バカな奴に見られないようにしたんだ」
デイヴ・グロールはこうして会ったことで11歳の時に最初のギターとザ・ビートルズの楽譜を買ってくれた母親に電話することになったと説明している。「母親が職場から持って帰ってきてくれた学校のレコード・プレイヤーの前に座って、楽譜のページをめくりながら、コードを押さえようと短い指を伸ばす自分の姿を母親は毎日観ていたんだ」
ブログの投稿はこちらから。
https://davestruestories.medium.com/entering-valhalla-169d7850744a
ザ・ビートルズに関してデイヴ・グロールは先日『シービービーズ・ベッドタイム・ストーリーズ』に出演して絵本『オクトパス・ガーデン』を読み聞かせている。
読み聞かせる前にデイヴ・グロールはこのお気に入りの本が自分が行きたいと思っていた場所に連れて行ってくれたと語っている。「僕はこの話が大好きなんだ。自分と同じようにドラムを叩いている人が書いたものだからね」
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