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ザ・ローリング・ストーンズのドラマーであるチャーリー・ワッツは治療から回復するためにアメリカ・ツアーに参加しない予定だという。

『ピッチフォーク』に対するバンドのスポークスパーソンの発表によれば、チャーリー・ワッツは先日「完全に成功した」手術を行ったという。キース・リチャーズのサイド・プロジェクトであるエクスペンシヴ・ワイノーズでドラマーを務めるスティーヴ・ジョーダンが代わりに参加する。

「チャーリー・ワッツはとある手術を行い、完全に成功しましたが、医師からは今のところちゃんと休んで回復することが必要だと言われました」とスポークスパーソンは述べている。「あと数週間でリハーサルが始まる中で控えめに言っても非常にガッカリしています。しかし、誰もこんなことになるとは思っていませんでした」

1962年のバンドの結成時から在籍し、6月で80歳を迎えたチャーリー・ワッツは「今回限りはタイミングが少しずれてしまったね」と冗談を飛ばしている。

「間に合わせようと懸命に取り組んでいたんだけど、今日専門家からそれにはもう少しかかるという助言をもらったんだ」と彼は続けている。「新型コロナウイルスでファンも苦しんでいる中で、また延期や中止をしてツアーのチケットを持っているファンをガッカリさせたくないと思ったんだ。僕の代わりは素晴らしい友人のスティーヴ・ジョーダンにお願いしたよ」

2020年夏に予定されていたノー・フィルター・ツアーは9月後半から11月にかけて行われ、セントルイス公演から始まり、テキサス州オースティンの公演で終了する。

「チャーリーの代役をやるなんていうのは光栄でありがたくもあり、ミック、キース、ロニーとのリハーサルを楽しみしているよ」とスティーヴ・ジョーダンは語っている。「チャーリーがいけると言ってきたら、誰よりも喜んで、すぐにドラムライザーの席は明け渡すでしょう」

ザ・ローリング・ストーンズのすべてのアルバムに参加しているのはミック・ジャガーとキース・リチャーズを除けばチャーリー・ワッツだけとなっている。

今年4月、ロニー・ウッドは珍しい侵攻型小細胞ガンと診断されたが、もう問題ないと語っていた。「神の力に委ねることはマジカルなことだったね」

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