ボブ・ディランは“Blind Willie McTell”の未発表バージョンを収録した7インチ・シングルがリリースされることが決定している。
7インチ・シングルはジャック・ホワイトによるサード・マン・レコーズより8月20日にリリースされる。
“Blind Willie McTell”は1983年発表のアルバム『インフィデル』のセッションでレコーディングされたが、アルバムには収録されず、『ブートレッグ・シリーズ第1〜3集』がリリースされるまで日の目を見ることはなかった。
“Blind Willie McTell”のオリジナル・バージョンはボブ・ディランとマーク・ノップラーによるギターとピアノのアコースティック・バージョンだったが、今回の7インチ・シングルにはボブ・ディラン、マーク・ノップラーに加え、ミック・テイラー、スライ・ダンバー、ロビー・シェイクスピアが参加したフル・バンド・バージョンの2トラックが収録される。
A面に収録される“Take 1”は7インチのみに収録されるが、B面の“Take 2”は9月17日にリリースされるブートレッグ・シリーズ第16集の『スプリングタイム・イン・ニューヨーク』にも収録される。
『スプリングタイム・イン・ニューヨーク』は1980年から1985年にかけてのアルバム『ショット・オブ・ラブ』、『インフィデル』、『エンパイア・バーレスク』の時期のアウトテイクなどが収録される。
また、ボブ・ディランはコラボレーション相手のジャック・レヴィの妻とのロイヤリティをめぐる裁判で勝訴している。
ジャック・レヴィはボブ・ディランが1976年に発表した『欲望』でコラボレーションを行ったことで知られており、妻のクラウディアはボブ・ディランとユニバーサル・ミュージックを相手取って訴訟を起こしていたが、現地時間7月30日に敗訴の判決が下されている。
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