スリップノットの結成メンバーだったジョーイ・ジョーディソンが亡くなった。享年46歳だった。
米『ローリング・ストーン』誌によれば、ジョーイ・ジョーディソンの遺族の代理人は現地時間7月26日に寝ている時に穏やかに亡くなったと述べている。死因については明らかにされていない。
「ジョーイの死は私たちに空っぽの心境と言葉では言い表せない悲しみを残しました」とジョーイ・ジョーディソンの遺族の声明には記されている。「ジョーイを知る人たちへ、彼の頭の良さ、やさしい人格、大きな心持ち、彼の家族や音楽を理解している人たちへ。ジョーイの遺族は友人、ファン、メディアに、この非常に困難な時期にプライバシーと平穏を必要としていることを尊重してもらえればと思っています」葬儀は近親者のみで執り行われる予定となっている。
ジョーイ・ジョーディソンはスリップノット結成時のドラマーで、当時はペイル・ワンズやメルドといったバンド名で活動しており、ジョーイ・ジョーディソンは1995年にスリップノットにバンド名を変更することを提案している。2013年12月にスリップノットを脱退した後、ジョーイ・ジョーディソンはスカー・ザ・マーターを結成しており、2016年にバンドは解散している。
スリップノットを脱退した数年後、ジョーイ・ジョーディソンはバンドを脱退した理由について神経疾患だったことを明かしている。「横断性脊髄炎というひどい病気になってしまったんだ。足が動かなくなってしまったんだよ」とジョーイ・ジョーディソンは2016年に『メタル・ハマー』のゴールデン・ゴッズ・アウォーズで語っている。
「もう演奏できないんだ。多発性硬化症の一種なんだよ。最も敵に回したくない相手だよね。自分を取り戻すためにジムに行ったり、セラピーに行ったりして、これに打ち勝とうとしているんだ」
ジョーイ・ジョーディソンは2016年にヴィミックというバンドを始動させており、亡くなった時にはシンセイナムのメンバーとして活動していた。
ジョーイ・ジョーディソンはマーダードールズのギタリストとしても活動していた。2001年発表のスリップノットのセカンド・アルバム『アイオワ』のツアーでオズフェストに出演した際に、当時スタティック-Xだったトリップ・エイセンとサイド・プロジェクトについて話し合っており、ザ・リジェクツをマーダードールズという名前に変更して、ウェンズデイ13、エリック・グリフィン、ベン・グレイヴスが参加している。
マーダードールズは2002年発表の『ビヨンド・ザ・ヴァリー・オヴ・ザ・マーダードールズ』、2010年発表の『ウィメン・アンド・チルドレン・ラスト』という2枚のアルバムをリリースしている。ウェンズデイ13は2013年にマーダードールズは2011年に解散したことを明かしている。
「あなたのことを忘れることはない。あなたは私の人生を永遠に変えた」とウェンズデイ13はジョーイ・ジョーディソンと写った写真と共に追悼の意を表している。
R.I.P. Joey Jordison
I’ll never forget you. You changed my life forever. ❤️?? pic.twitter.com/R0OetL1JpJ
— Wednesday 13 (@officialwed13) July 27, 2021
メタリカはジェイムズ・ヘットフィールドとジョーイ・ジョーディソンが写った写真と共に「安らかに、ブラザー」と投稿している。
https://www.facebook.com/Metallica/posts/364054285083925
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