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レディオヘッド、フォールズ、スーパーグラス、グラス・アニマルズらは地元の音楽誌を継続するために貴重な品々を提供している。

オックスフォードの地元音楽誌である『ナイトシフト』は1995年に月刊誌として創刊されたが、新型コロナウイルスのパンデミックによる広告の落ち込みから発行できていなかった。雑誌は広告に依存するフリーマガジンで、収入が上向くまで経費を補填する12000ポンド(約180万円)を集める必要があった。

レディオヘッドはサイン入りのバックナンバーを提供しているほか、スーパーグラスはベスト盤『スーパーグラス・ストレンジ・ワンズ』のデラックス・ボックスセットを提供している。同じくオックスフォード出身のライドはサイン入りCDに加えて、アンディ・ベルはデモ音源を出品している。

グラス・アニマルズ、ストーノーウェイ、ヤング・ナイヴスもサイン入りのバックナンバーを提供している。

https://www.crowdfunder.co.uk/nightshift-magazine-restart-fundraiser

『ナイトシフト』は1991年に『カーフュウ』という名前で始まり、レディオヘッドのオン・ア・フライデー時代など、バンドの初期のブレイクを手助けする媒体となっていた。

2019年にレディオヘッドのギタリストであるジョニー・グリーンウッドはナイトシフトのツイートに返信して、編集者のローナン・ムンロに表紙で取り上げてくれたことに感謝しており、「すごく笑えて」「素晴らしい読み物」だと賛辞を寄せている。

ローナン・ムンロはオックスフォード出身のアーティストが今回のチャリティ懸賞に協力してくれたことに「心あたたまる」ものだったと述べている。

「『ナイトシフト』とその前の『カーフュウ』は世界的に有名になる前からそうしたアーティストを支持してきました。アーティストがそのルーツを覚えてくれていたことは素晴らしいことです。これこそオックスフォードの音楽シーンの大きな強みの一つだと思います。それはコミュニティの意義と音楽で生きていくのに支えてくれた人々に対する認知です」

「『ナイトシフト』の一番の強みであり、30年間続いてきた理由はその専門性です。オックスフォード出身のアーティストとオックスフォードで起きたことのみです。大きなメディアや国際的なメディアではカヴァーしきれない小さいけれどエキサイティングなシーンを包括的に記録しています。地元のアーティストやヴェニューを支持する独自の音楽誌がそれぞれの街にあるべきだと思います」

ローナン・ムンロは引き続きの支援の重要性を強調している。「どうか地元の音楽シーンを支援し続けてください。特に新型コロナウイルスの後、シーンが自力で立ち直って、聴いたことがないバンドに時に出会う機会を取り戻すためにも」

「懸賞に協力してくれたこれらのアクトも小さなパブで、数十人の熱心のファンの前で演奏する見知らぬ存在として始まりました。そうしたアーティストを最初に観たのは自分だと言えるのです」

『ナイトシフト』のクラウドファンディングは7月28日まで行われている。12000ポンドの目標額に達しない限り、雑誌の復刊はないとローナン・ムンロは語っている。

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