デフ・ジャム・レコーディングスの設立者であるラッセル・シモンズが、アメリカの次期大統領選に出馬している大富豪ドナルド・トランプに宛てた公開書簡を発表し、「愚かな発言はやめてくれ」と訴えている。
ドナルド・トランプは最近、「米当局が問題を把握するまでのあいだ」、すべてのイスラム教徒の入国を禁じるべきだと提言し、すでに荒れ模様となっている大統領選にさらなる波紋を広げている。この声明は、最近アメリカやヨーロッパで立て続けに起きたテロ事件を受けて発表された。
ドナルド・トランプを「素晴らしい友人」であると表現するラッセル・シモンズは、論争の的となっているこの候補者が、過去に本のプロモーションを助けてくれたり、フロリダにある自宅に滞在させてくれたりしたと明らかにしている。しかし、今週ドナルド・トランプが行った発言を受けて、ラッセル・シモンズは彼を止める必要があると感じたようだ。
「僕のイスラム教徒とユダヤ教徒の友人たちは、『ドナルド・トランプのラップには、ヒトラーと通じるものがある』と言っている。僕はそれに反論できないんだよ、ドナルド」と、ラッセル・シモンズは述べている。「共和党議員たちは、民主党議員たちと同じように、君のことを支持していない。みんな、君が制御不能で、我が道を行く人だと分かっているんだよ」
ラッセル・シモンズはさらに、ドナルド・トランプを「大変なやっかい者」だと表現し、自分も彼に「厳しく反対運動をする」だろうと付け加えている。デフ・ジャム・レコードの共同創設者であるラッセル・シモンズは、ドナルド・トランプの良心にこう訴えかけた。「本当の君はもっと賢く、素晴らしい人なんだ」
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