テイラー・スウィフトは次に再レコーディングするアルバムは『レッド』になることを明かしている。
テイラー・スウィフトはソーシャル・メディアで2012年発表の『レッド』が「収録されるはずの30曲を初めて聴いてもらえる」と述べている。『レッド』の再レコーディング・バージョンは11月19日にリリースされる。
テイラー・スウィフトはオリジナルのアルバムの文脈と新バージョンのプランについてメッセージの中で次のように説明している。「音楽的にも歌詞的にも『レッド』は悲しみに打ちひしがれた人を象徴するものとなっています。全編における感情が最終的には繋がり合って、ひび割れたモザイクにようになっています。過去の思い出の幸せなこと、自由なこと、混乱すること、寂しいこと、打ちひしがれること、有頂天なこと、大胆なこと、苦しまされたことが詰まっています。スタジオに入って、違うサウンドと違うコラボレーターで実験をしました。このアルバムへの私の思いが積み重なったからか、みんなが情熱的に一体となって私に歌詞を歌い返してくれる多くの声を聴いてきたからか、それとも単純に時が経ったからなのか、分からないけれど、ここまでで癒やされたものがあったのです」
「物事を終わらせるために何度も話さないといけないことがあるけれど、深夜に元カレについて話すために友人が電話をしてくるように、私は書かずにはいられませんでした。今回、『レッド』に収録されるはずだった30曲を初めて聴いてもらえます。その中には10分の曲もあります」
The next album that I’ll be releasing is my version of Red, which will be out on November 19. This will be the first time you hear all 30 songs that were meant to go on Red. And hey, one of them is even ten minutes long? https://t.co/FOBLS5aHpS pic.twitter.com/6zWa64Owgp
— Taylor Swift (@taylorswift13) June 18, 2021
テイラー・スウィフトは音源の権利を許可なく売却されたことを受けて、2017年発表の『レピュテーション』までのアルバムを再レコーディングすることを明らかにしている。
今年4月にテイラー・スウィフトは2008年発表のセカンド・アルバム『フィアレス』の再レコーディング・バージョンをリリースしている。同作にはマレン・モリスとのコラボレーションとなる未発表曲“You All Over Me”が収録されている。
先日、テイラー・スウィフトは『フィアレス(テイラーズ・バージョン)』の再レコーディングのプロセスについて「同じだけれど、よりよいものを作ろうとした」と語っている。
『ピープル』誌のインタヴューでテイラー・スウィフトは次のように説明している。「プロダクションという点ではこれらの曲に私が考えた最初のメロディーにすごく忠実にしたいと思ったの」
テイラー・スウィフトは今回のプロジェクトでも『フォークロア』や『エヴァーモア』に参加したジャック・アントノフやザ・ナショナルのアーロン・デスナーと協力しているが、オリジナルの『フィアレス』や彼女のツアー・バンドのミュージシャンにも参加してもらったという。
「慎重に、それぞれの曲を聴いて、抑揚はどうなっているかとかを考えたわ」とテイラー・スウィフトは続けている。「改善できることはしたけど、最初に考えついたもの、最初に書いたものの通りにしたかったの。でも、よりよくというね」
先日、テイラー・スウィフトは全米音楽出版社協会からソングライター・アイコン賞を受賞している。
『ヴァラエティ』誌によれば、彼女は受賞スピーチで音楽出版会社のユニバーサル、ファン、仲間のソングライターに感謝の意を述べ、曲を書くという作業はいまだに「神秘的で不思議な」ものだと語っている。
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