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アデルが、故人のクルド人シンガーの楽曲をニュー・アルバムで盗作したのではという疑いを受けている。

ニュー・アルバム『25』は先月11月20日にリリースされ、様々なセールス記録を打ち立てることになっている。しかし、アルバム収録曲の“Million Years Ago”についてアーメット・カヤによる1985年の楽曲“Acilara Tutunmak”との類似性で比較されている。

アーメット・カヤは80年代中盤に人気を博したトルコではよく知られたシンガーで、亡命して1年間暮らしていたパリで2000年に亡くなっている。

アーメット・カヤのファンはソーシャル・メディアを通して、両曲の類似性を指摘しており、そのうちの一人は次のように綴っている。「アデルの“Million Years Ago”は、送還されたクルド人の伝説的シンガーであるアーメット・カヤの“Acilara Tutunmak”とまったく一緒だ。彼をクレジットに入れてほしい!」

二つの楽曲を比較する映像はこちらから。

トルコ人の音楽評論家であるナイム・ディルメナーは、二つの楽曲が似ていることは認めたものの、アデルが「故意に」盗作したとする「ほどじゃない」としている。

「メトロ」によれば、ナイム・ディルメナーはアナドル通信社に「アデルはアーメット・カヤの曲を聴いたことがないと思う。故意に真似したわけじゃないと思う」と語っている。また、アーメット・カヤの楽曲が「わかりやすい曲である」とも述べている。

また、アーメット・カヤの未亡人であるグルテン・カヤも、アデルがわざと曲をまねたとは考えられないとしている。

「でも自覚してやってたとしたら、盗作ってことよね」と彼女はトルコの新聞『ポスタ』に語っている。

『NME』はアデルの担当者に連絡をとっているが、返答を得られていない。

一方、コールドプレイとアデルは今週のUKアルバム・チャートの1位をめぐって争っている。

この超重量級の戦いは、現在のところ、週半ばの段階でコールドプレイの『ア・ヘッド・フル・オブ・ドリームス』が合計セールスにおいて2000枚差でリードしている。

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